お金持ちの話

中島塾の中島です。

今日のブログは、いつも以上に丁寧に読んでください。ササッと読むと誤読する可能性があります。

もし時間がない場合は、時間があるときに改めて読んでいただくか、もしくは思い切って今日のブログを読まないでください。明日は誤読の可能性の少ない話を書きます。

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私が今日のこの記事を書こうと思ったきっかけは、お年寄りが車を運転して事故を起こし、その結果母子が亡くなったというニュースに対する世論を読んだことだった。私のiPadの画面には、

『(そのお年寄りは)お金持ってんだからタクシー使うだろ、普通。』

『なんで運転したんだよ。』

という意見が鈴なりになっていた。

私は今日のこの記事で、事故についてどうこう言うつもりはない。おそらく世間の多くの人と同じ意見だと思う。もちろん事故を起こしたお年寄りを擁護など絶対にしないが、『お金持ってんだからタクシー使うだろ、普通。』という意見についてのみ明確に反論したい。

お金をたくさん持っていてもタクシーを使わない人は使わないし、お金を少ししか持っていなくてもタクシーを使う人は使う。

お金持ちには2種類いる。お金を使ってお金を稼ぐお金持ちと、お金を節約してお金を貯めるお金持ちだ。もしも今回のお年寄りが後者だった場合、残念ながらタクシーを使うという発想は出てこないだろう。いや、仮に前者だったとしても、車があるのだから車を運転しようという気持ちになる人は少なくないかもしれない。

事故の話はあくまでもきっかけなのでここからはお金の話のみで進めていくが、経営者の中にもお金を使うことをやたらと嫌う人というのは存在する。そして、それが良いことなのか悪いことなのかどちらでもないのかは、意見が分かれるところだろうと思う。

ちなみに私はお金を使うタイプの経営者で、例えば2013年にスタートしたタカラバコには2019年5月の今日まで最低の最低でも300万円は使った。ちゃんと電卓を叩けば500万円程度にはなると思う。購入したアナログゲームは400種類以上、作ったゲームの印刷費用は100万円以上、これにラインスタンプの制作費や宣伝広告費などが乗る。

5月17日のブログで紹介した各種ロゴやラインスタンプも、安くないギャラを払ってデザイナーやイラストレーターにお願いしたものだ。

別に私の話を鵜呑みにしてくれなくても良いし、誰も私の真似をしなくても良いが、お金をたくさん持っている人が使い、お金を少ししか持っていない人は使わないというあまりにも短絡的な意見に対して一言だけ物申したくなった。

最後になったが、塾に子どもを通わせようというご家庭にしても、必ずしも裕福だとは決めつけられないと思っている。爪に火をともすようにして絞り出し、託してくださった月謝以上の成果をあげるべく、今日も全力で塾生の指導に当たる。

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【募集】

小学生ナゾ解きゲームイベント「タカラバコ」

◆5月18日(土)市内施設出張タカラバコ
◆5月18日(土)米丸公民館9:30~11:00(受付開始9:00)
◆6月8日(土)大徳公民館9:30~11:00(受付開始9:00)
◆6月15日(土)県内出張タカラバコ
◆6月29日(土)市内施設出張タカラバコ
◆6月29日(土)市内公民館出張タカラバコ

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