精読トレーニング1

文を書くのも読むのも大好きな中島塾の中島です。SNSも文の読み書きが基本ですから、本当にいい時代に生まれたと思っています。まぁ、仮に平安時代に生まれたとしても、上手く恋の歌でも詠んで楽しく過ごしたでしょうけど。

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塾や学校の教材が正しく読めていない塾生のために、私がオリジナルで読解問題を作った。小学生でも解ける一方で、大人でも精読しないと間違えてしまう。

【問題文A】

洗濯をするときに使うノリを食べてしまったスズメに怒ったおばあさんは、スズメの舌を切ってしまいました。

話を聞いたおじいさんは、山の竹やぶにそのスズメを探しにいき、おばあさんが舌を切ってしまったことを謝りました。

スズメはおじいさんのおみやげに、大きなつづらと小さなつづらを用意しました。

おじいさんは軽くて小さなつづらを選んで家に持って帰ると、中から大判小判宝物がザックザック出てきました。

その話を聞いたおばあさんは山の竹やぶに行き、大きくて重いつづらをもらってきました。

おばあさんがつづらを開けると、中からヘビやカエル、虫たちがざわざわとはい出てきました。

【選択肢A】

ア・おじいさんは、大判小判宝物を手に入れました。

イ・おばあさんは大きくて重いつづらを運んだので、体力がつきました。

ウ・おばあさんはスズメが嫌いだから怒りました。

エ・おばあさんは、おじいさんの行いをスズメに謝りました。

オ・スズメはおじいさんにもおばあさんにもつづらを渡しました。

【問題文B】

とても貧しい暮らしをしていたお母さんと女の子は、ある日魔法のおなべを手に入れました。

「おなべよにえろ」と言うと、おなべはひとりでにぐつぐつと煮え立ち、ほかほかのおかゆがわいてきました。

「おなべよとまれ」と言うと、おかゆはぴたりと止まりました。

しばらくたったある日のこと、女の子が村にお使いに行っている間、お母さんはお腹がすいてしまい、おなべのおかゆを食べようとしました。

「おなべよにえろ」と言うと、いつものようにおかゆがわいてきました。

しかし、止め方を忘れてしまって、おかゆはどんどんあふれ出し、家を飛び出して村の中にまで広がってしまいました。

【選択肢B】

ア・お母さんと女の子は、魔法のおなべを使っておかゆを食べました。

イ・女の子はおかゆの止め方を忘れてしまって、おかゆが村の中にあふれてしまいました。

ウ・お母さんはおかゆがあふれてきたので、家を飛び出して村に行ってしまいました。

エ・「おなべがとまる」と言うと、おかゆはぴたりと止まります。

オ・「おなべよにえろ」と言うと、おかゆはぴたりと止まります。

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