子どもの多様化に思うこと

働きすぎを心配されてしまいがちな中島塾の中島です。自覚症状はないのですが。

塾で子どもたちを見ていると、ひとりひとり課題が異なることに気がつきます。

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ある塾生は、難問の解法が分からなくて困っていた。ちょっとしたコツを伝えたらとても喜んでくれて、その方法を使って他の問題もドンドン解き進めて行った。進路指導でも、附属高校と泉丘高校の相違点について説明したところ納得いった様子で、ついに志望校が決まったようだ。

別のある塾生は、集中力が10分ともたなくて伸び悩んでいた。一応椅子に座り机に向かって入るものの、顎が上がっていたり頬杖をついていたり、他のことを考えているのは明確だった。形が崩れる度に正しい姿勢になるよう矯正したところ、120分の授業を最後まで受けられるようになって変わった。平均点を超えてからは特に成長が加速している。

また別のある塾生は、椅子に座って机に向かって鉛筆を走らせているにも関わらず、その頑張りがテストの点数に反映されていなくて腐っていた。保護者の方も首を傾げていた。勉強している内容を見ると、教科書や資料集にある図表を丸写しするだけの脳に負担がかからないものだったので、問題を解き間違えたものだけ翌日再挑戦するように指導した。

またまた別のある塾生は、小学校高学年であるにも関わらず九九ができていなかった。九九を徹底し、会話の中でやり取りが成り立っていなかったらそれについて指摘し、「いいね!」「すごいね!」と盛り立てて、授業終了後に「今日のよかったこと」を書くようにしたところ、明るく前向きになり成績も上昇した。学校の先生に褒められ親子関係も改善されるなど、相乗効果が高かった。

中島塾の現状は、内科に外科、眼科に小児科に産婦人科まで入っている総合病院のそれに近い。こちらの気力・体力が充実していないといい指導はできない。プロスポーツ選手がそうであるように、私もいずれ引退する時期が来るのだろうなぁとボンヤリ考えることもある。

最近は、小学生の教科書改定・小学生英語・プログラミングについても特に時間を割いて勉強している。

1人でも多くの子どもたちが賢くなって自分の人生を120%楽しめるように、私にできる精いっぱいのことをしたい。

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