駅伝にむけて

中島塾の中島です。こんにちは。
ふぁあああ、今朝6時に起きて長男(9歳)と駅伝のコース下見に行ってきました。
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あまりニーズはないかもしれませんが、駅伝を走るときのコツを書いておきます。
■駅伝はタスキの受け渡しの場所に多くの人が集まっていて、タスキを受け取ってすぐに全力で走り出したくなる雰囲気があります。その誘惑に打ち勝ち、たとえば3人が競ってタスキ渡しになったときに、残りの2人を先に行かせて自分はゆっくりレースに入れるかどうかがポイントになります。呼吸を一定のリズムに整えて、2回鼻から吸って、2回口から出すような感じです。個人差があるので、自分に合った呼吸法を身につけましょう。呼吸でリズムを取ると走りやすくなります。
■レース前には下見をするといいです。今からレース当日まで、もう子どもの走力は変わりません。しかし、テクニックでタイムを上げることは可能です。まずは、コースの道順を覚えること。そして、どんな看板・何のお店が見えたら、そこが全体の何分のいくつなのかということを覚えます。私は今日の下見のときに、スタートから全力ダッシュをしてしまった子がどの辺からヘバッてくるのかという話もしました。走っている相手の気持ちが分かると、レースはより味わい深いものになります。
■後ろを頻繁に振り返ったり、周囲の応援や係員の方を見すぎないように。首を大きく動かすと疲れます。周囲の様子は目玉だけで確認します。今から24年前、私が小学生で駅伝に出たときは友達のお母さんに軽く手を振って合図するようにしていました。その方が可愛がってもらえるからです。
■たまに1周遅れ(1人遅れ)の子が前にいたりします。その子を追い抜くときには「頑張ろうぜ!」と一声かけたり、「ついておいで」と励まします。今から21年前、私が中学生で駅伝に出たときはそうしていました。抜かれた子のチームのお母さんが喜ぶからです。
■前日天気が悪くても「明日は中止かもしれないな」と考えてはいけません。気持ちが切れると当日体も動かなくなります。雨の中を走るイメージをふくらませます。土砂降りなら中止になるでしょうが、小雨くらいだと涼しくてちょうどいいです。
■雨だったり雨上がりの道路というのはぬれていて滑りやすいし、決して走りやすい状態ではありません。ただ、それを嘆いていても何もいいことはありません。スリップと水たまりに注意しながら、一歩一歩踏みしめて、足の裏に体重を感じながら走ります。他のチームの選手はきっと思うように走れていません。そういうときの方がチャンスなのです。
■最後のコーナーを曲がってからのおよそ200mは全力ダッシュです。いわゆるラストスパートというやつです。呼吸もメチャクチャで構わないので、50m走をしているイメージでとにかく走ります。脚よりも腕を振ることを意識すると、自然と脚もついてきます。
■タスキを渡したら、バスタオルを持っている人に向かってカッコよく倒れこみます。バスタオルを持っている人がいなかった場合は、倒れこんだら怪我をするので、大腿四頭筋を使って耐えましょう。走るときは膝から下で走る感じなので、大腿四頭筋はまだ使えると思います。
■区間賞のインタビューにはハキハキと答えます。途中少し息を乱した方がリアリティーがあるのですが、それはお好みで。解説者席にOBがいるときは少し内輪の話も入れると喜ばれます。次のやつは最近の練習で調子が上がってきているとか。もし区間賞のインタビューがなかった場合は、独り言でもOKです。ただし、周囲の人から少し離れた方がいいです。
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今日は駅伝に関する話に終始しましたが、こんな中にも実は勉強に役立つことがたくさんあります。もし時間があればもう1度読み返し、どの部分がどう勉強に通じるのか考えてみるのもいいトレーニングになると思います。こうやっていろんなことをつなげて考えられるようになると、人生にムダな時間なんてないんだなあ、ということが実感できますよ。