金沢市統一テスト2013~「彼」の存在~

中島塾の中島です。こんにちは。
中学3年生は、第1回金沢市統一テストまで残り3日となりました。
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金沢市統一テストの問題傾向や配点、過去の失敗例や成功例を塾生に伝えることはとても大切なことで、中島塾でも毎年必ず講義をしています。また、過去問をやったりその解説をしたり、これは学校でも行われていることです。
ただ、私がそれと同じくらいかそれ以上に大切にしていることは、
■金沢市統一テストはどんな目的で行われるのか。
■誰が問題を作り、結果はどのように扱われるのか。
■どんな問題構成だといいのか。
■逆にどんな問題を出すとクレームが出るのか。
■入試(特に公立入試)との相関関係はどうなっているのか。
という話を塾生に伝えることです。
一口に「テスト」と言っても、その目的や種類は多岐にわたります。例を挙げると、各中学校で行われる定期テストと入試本番の問題には大きな違いがありますし、同じ入試でも私立高校と公立高校では出題が異なります。また、細かい話になりますが、採点方法や採点基準も異なります。
国語の作文問題は出題されるのかされないのか、社会の地理・歴史・公民の各分野は何点ずつの配点になるのか、数学はどんな問題が何問出るのか、その全てに意味があるわけです。それらを知り、問題用紙の向こう側に出題者の息遣いを感じることができれば、テストはまるで手紙の返事を書くように(今の時代だとメールの返信を書くように)楽しいものになります。
『孫子・謀攻』の教えの中に、「彼を知り己を知れば百戦危うからず」という言葉もありますが、「彼」も突き詰めて考えると非常に面白いものです。