2013年度第2回金沢市統一テスト分析

中島塾の中島です。こんにちは。
昨日、第2回金沢市統一テストがありました。授業終了後、他塾の先生と一緒に問題を精査しましたので報告します。なお、中島塾の保護者の方々には、中島塾ホームページの塾生専用ページに詳しい資料をアップしましたので、IDとパスワードを入力してご覧ください。
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【英語】
昨年までの金沢市統一テストと同じ形式。練習していた塾生はリラックスして取り組めたはず。
■大問2(並べ替え3問)は全部簡単に見える。しかし(2)だけは注意が必要で、受け身だと勘違いしてしまい「is carried」と書いてしまうと間違い。
■大問3(対話文)では設問の重要なポイントで難しい単語が出てきた。問1Bのsimilar(同様の)と 問4のfaithful(忠実な)が分かったか。問2ではtoo~to・・・の構文に気づけるかどうかがカギ。気づけば早い。
■大問5(英作文)は「地球のためにできること」という題材で、「ゴミを出さない」「電気をつけっぱなしにしない」など、「~しない」という表現の使い方が難しい。「I want to~」「I can~」「It makes me(us) happy.」「It is important~to・・・」などが練習通り使えれば。
【数学】
■大問1はパーフェクトできめたいところ。(5)は最近学習した単元からの出題で、相似比が2:3の場合体積比が8:27になることを理解していれば、計算ミスの心配はほとんどないのではないか。
■大問6は(1)の証明問題が簡単で、数学がやや苦手だという生徒は助かっている。
■規則性の問題(今回は大問8)は、かなりの頻度で出題される定番問題。(1)は時間をかければ努力で解けるが、(2)(3)はnを入れて式を立てなければならないため知識が必要。
【国語】
大問1・2は随筆文と論説文の組み合わせで、小説文がなかった。大問3の古文は予想通りの出題。
■大問2の論説文が多少読みにくいだろうが、論説文が読みにくいのは当たり前の話で、想定の範囲内。アイデンティティは注釈がついているものの、リアリティ・プロセス・ポイントが分かったかどうか。
【理科】
第1回同様計算問題で難しいものはあったが、他はよく見かける形式の問題が多かった。天体が大問で出題されるというのは予想通り。大問9(地層)もバランスの良い出題。大問7・8がやや難しいか。
【社会】
■どれも学校や塾で丁寧に学習している内容(ワークや問題集にもよく出てくる問題)だが、大問5の問5(旅館における平日と土日の宿泊者数と宿泊料との関係)は他の都道府県の入試問題でも出題された内容。世の中が見えているかどうか。
【全体】
予想通り。質のいい勉強をたくさんした生徒が、「予定通り」高得点を取れるテスト。ただ、超難問が少なかったので上位層がしっかり点数を伸ばしたと予想でき、平均点は第1回のときよりも上がると思われる。特に5教科合計300点以上の生徒の中で、第1回と比べて第2回で点数を下げたという子は、入試本番に向けて黄色信号が灯ったと思ってよい。逆に点数が上がった子はこのまま勉強を続けよう。