推薦入試合格にまつわる子どもと大人の10分間

中島塾の中島です。こんにちは。
今日は珍しく塾生との話を1つ。
■中島塾の男子塾生が石川高専の推薦入試に合格しました。
■私は塾生が塾に来る前に保護者の方から電話で聞いて知っていました。
■塾生もそのことは知っています。
以上のことを踏まえて本編をどうぞ。
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こんなことを書くと性格の悪いのがバレるが、
私は他の塾生よりも一足先に推薦入試で合格した子の様子をついつい観察してしまう。
何か悪いことがあれば注意・指導するのは普段の授業と何も変わらないが、
そうでなくても、顔面の筋肉が緩んでいるかどうかとか、
問題を解くスピードが落ちているかどうかとか、
そういうことに注目してしまう。
先日観察した塾生は、120分授業の時間中ついに一度もそれらしい様子がなかった。
特に浮かれた様子もなく、かといって引き締まった感じでもなく、自然体。
その日たまたま返却された石川県総合模試の結果を繁々と眺めていた。
模試の個人票には「合格可能性○%」なんて書いてあるが、もう合格している。
事前に保護者の方から電話をいただかなかったら、私は気づかなかったに違いない。
(ふうん。)
と思い、私はいつも通り授業後の事務作業を始めた。
すると、件(くだん)の塾生が、
他の塾生たちが帰ったタイミングで私のもとに駆け寄ってくると、
私の目の前1mの距離で、急に破顔一笑して、しかし少し小さめの声でこう言った。
塾生『中島先生、合格しました!ありがとうございました!』
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15歳は、大人の心と子どもの心が胸の中で一緒に住んでいる時期。
この塾生の今後益々の活躍を祈りたい。
ちなみにそれに対する私の返事。
中島『おめでとう!ところでチョットお願いあるんやけど・・・。来月中島塾が情報誌に載るんやけどね?あのう・・・そのう・・・「塾生の声」みたいなの書いてもらえんかなあ。できれば中島塾の?いいところ?お勧めポイント?みたいな?それでみんなに来てもらえたら?嬉しいし?』
・・・心の汚れた大人ってこんなもんです。塾生くん、快諾してくれてありがとうね。
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