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話せば長くなるのだが、私は以前からこの講座をやってみたくてやってみたくてしかたなかった。たくさんある理由の中から5つだけ挙げておく。

1.今は完璧な既製品よりも不完全な手作りの時代だから。

結婚指輪を2人で手作りするという講座（ジュエリーショップのサービス）を見たことがある。「世界にひとつだけの」は、花だけではない。

2.今は教科書とワークだけが学びじゃない時代だから。

教科書とワークが合う子もいるのは確かだ。しかし、「少子化」と呼ばれる現代でも世の中にはたくさんの子どもがいて、好きでもない漢字の書き取りや計算ドリルを相手にじっと座っていられない子もいることだろう。ではもしも相手が漢字や計算ではなくゲームだったら？

3.今は夏休みの工作を講座で作る時代だから。

女の子ならフォトフレーム作りやアクセサリー作り、企業がその特性を生かして子ども向け工作講座を開き、保護者も含めた集客につなげているケースもあると聞く。数ある夏休みの工作講座の中にボードゲームがあってもいいだろう。

4.今は「自分ならこうするのに」という発想が大切な時代だから。

これは子どもよりも大人の方に言えるのかもしれないが、今は商品についてもサービスについても、ただ批判するだけというのは貧しい人のすることだ。イケている人は「もっとこうだったらいいのになあ！」「自分が店長ならこうするのになあ！」という考え方を自然にできる人。ゲームも、作る前に数種類見てみるといいかもしれない。

5.日本人はこういうモノヅクリが大好きな民族だから。

「毎日」「強制的に」「やらされて」でなければ、細かい手作業も面白いものだ。ゲームを作りながら自分の中にある日本人のDNAを感じてみてはどうか。