ルールを知っていると勝利に近づける

中島塾の中島です。こんにちは。

私は趣味でソフトボールをしています。複数のチームを掛け持ちし、お日様の下、泥にまみれて白球を追っています。

先日の試合で実際にあったことを1つ紹介しようと思う。

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2015年にソフトボールのオフィシャルルールが一部改訂になり、「テンポラリーランナー」というのができた。これは試合のスピードアップを図る目的でできたルールで、2アウトになった時点でキャッチャーの選手がランナーだった場合、キャッチャーの選手の1つ前の打順の選手と交代できるというものだ。他のポジションの選手に比べてキャッチャーはプロテクターやレガースなどをつけなければならず、2アウトということは次のイニングになる直前なので配慮されたようだ。

私たちのようなオッサンの草ソフトボールレベルだと、このルールを知らない人も結構多いが、私は日頃から塾でも塾の外でもこういうことを大切にしている。いつも思った通りに行くわけではないが、先日の試合ではこれが見事に結実し、接戦を制して勝利をつかむことができた。

その日、私たちのチームのキャッチャーは鈍足で走塁自体もうまくない人だった。そこで、その選手の直前に俊足で走塁のうまい選手を配置したのだ。

果たして、その場面はやってきた。僅差の終盤、2アウト1塁で塁上にはキャッチャーの選手。私は審判に向かって松坂桃李のような笑顔で『テンポラリーランナー。』と告げた。テンポラリーランナーの選手は盗塁で2塁に進むと、次打者のセンター前ヒットで一気に生還。その点が決勝点となって、私たちのチームは勝利することができた。

たかがオッサンの草ソフトボールであることは百も千も万も承知だが、「ソフトボールの実力では劣るチームが、ルールを把握して戦術で勝利した。」という事実は、その夜の私を気持ちよく酔わせるのだった。

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