知識問題か思考問題か

中島塾の中島です。こんにちは。

今日は「いたちのたぬき」という歌の歌詞から問題を出します。

 

【問題】次の歌詞の□の中に入るカタカナ3文字と■の中に入るひらがな4文字をそれぞれ答えましょう。

♪ふろくふとる♪「ろく」

♪バナナの□□□♪「ナナ」

♪はちまき■■■■♪「はち」

♪きゅうりのリトル♪「きゅう」

歌◆栗原正己
作詞◆内野真澄/佐藤雅彦
作曲◆栗原正己

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子どもたちはテスト問題について『1番が難しかったー!』『2番はできたー!』という程度しか認識していないが、私たち講師は問題をもっと細かく分類している。上の問題を、私は「思考問題」だと思っている。考えれば分かる問題だととらえている。

ところが、世の中にはこれを「知識問題」だと思っている人たちがいる。つまりこの歌を元々知っている人だけが正解できて、この歌を知らない人はできないという考え方だ。

さて、どちらが正しいのだろう。

1行目は基本的に『ふろくふとる=付録太る』という意味だが、最後に「ろく」と言っているところから、『ふろくという3文字からふの1文字を取ったら「ろく」が残るよね』という意味とも考えることができる。

同様に4行目は『きゅうりのリトル=小さなキュウリ』という意味だが、最後に「きゅう」と言っているところから、『きゅうりという4文字からりの1文字を取ったら「きゅう」が残るよね』という意味とも考えることができる。

正解は、

♪バナナの【バトル】♪「ナナ」

♪はちまき【まきとる】♪「はち」

バナナ同士が喧嘩している様子や、はちまきをクルクルと巻き取っている様子が浮かんだ方は素晴らしいと思う。

私は塾の教室でも、何でもかんでも知識問題、何でもかんでも知らなきゃできない、とは片づけない。もちろんたくさんの知識をつけることは大切だが、同時に今ある知識でどうにかできないか試行錯誤するパワーやテクニックもないと、テストの点数は上がらないし、何より勉強していて面白くないはずだ。

♪ジュースのストロー(↑)♪「ジューーーゥ」

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