救いのない話

子どもは辛いものや苦いものが苦手で、逆に大人になると刺身にワサビをつけたりラーメンに胡椒を振ったりします。

これは舌に味蕾(みらい)という器官があって、こどものときはこれがはたらいているのですが、大人になるにつれて壊れていくからなのだそうです。

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私の心の味蕾も年々壊れていっているのか、上のような救いのない話をシミジミと読むこともできるようになってきた。小学生・中学生には勧めないけど。

サブタイトルに「きょうも傍聴席にいます」とあるように、裁判所での話なのだが、ちょっとしたボタンの掛け違えで大きく運命の歯車が狂うケースをまざまざと見せつけられた。

そもそも「子どもを塾に通わせよう」「学校や子ども会でボードゲームイベントを企画しよう」という方々は、世の中にたくさんいる人たちの中のほんの一握りなのだ。

読書を通して、普通に生活していては決して会えない人たちとも会える。悲しい出会いすらも糧にして、今日も元気を出していきたい。

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【募集】

小学生ナゾ解きゲームイベント「タカラバコ」

◆12月9日(日)市内公民館出張タカラバコクリスマス会
◆12月15日(土)米丸公民館9:30~11:00(受付開始9:00)
◆1月19日(土)市内公民館出張タカラバコ新年会
◆3月2日(土)市内児童館出張タカラバコ6年生を送る会

「知の入り口」に興味がある方からの問い合わせ・申し込みをお待ちしております。