中島少年と珠洲と分数と

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『授業まであと15分しかないYO!』
前にも書きましたが、今日も今日とて「計画性」を微塵も感じさせない中島塾塾長室です。どうも。
というワケでして、今日も過去記事の焼き直しを1本どうぞ。私が小学生の頃の話です。
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[中島少年と珠洲と分数と]
小学生の頃、私たち兄弟にとって、「珠洲(すず)」と言えば「分数」でした。
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私の父方の祖父母の家が珠洲市にある関係で、中島家では年に1~2回は珠洲旅行をしていました。特にお盆休みに行くことが多かったと記憶しています。
旅行などめったに連れて行ってもらえない私たち兄弟は、この珠洲旅行が大好きでした。
■すずじいちゃんに会える
■すずばあちゃんに会える
■従兄弟のお兄ちゃんに遊んでもらえる
■山でカブトムシを捕ろう(でも私はカブトムシに触りません)
■海で貝殻を拾おう
ウキウキワクワクです。
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さて、金沢から珠洲まではおよそ160kmの距離があり、車で3時間30分ほどかかります。
最初は家族みんなで話をしたり、しりとりをしたりするのですが、1時間ももちません。狭い車内に話題なし。これでは、飽きがきて当然です。
(早く着かないかなあ。)
そんな私たちの気持ちを知ってか知らずか、
『今、3分の1ほど来たよ。』
と、両親。
『3分の1って何?』
と、弟。
弟は、そこで初めて「分数」について教えてもらいました。(私はすでに学校で勉強したあとだったかもしれません。もしくは、私もそこで初めて教えてもらったのかもしれません。どっちだったかなあ。)
そして、分数について完全に理解した弟が最後に放った一言。
弟『えー!まだ3分の2も残っとるがー!!!』
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分数
わかって
怒り
倍増
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[追記]
その後、分数を理解した弟は、3~5分間隔で
『ねえ、今何分の何?何分の何?』
と騒ぎ続けましたとさ。チャンチャン。
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