「学んで上達する」ことは「今テストの点数がいい」ことよりも大切

中島塾の中島です。

たくさんの子どもたちを見ていると、いろんなタイプの子がいることに気がつきます。

①テストの点数がよくて、講師の言うことを素直に聞いて実行する子。

②まだテストの点数はよくないけれど、講師の言うことを素直に聞いて実行する子。

③テストの点数はいいけれど、講師の言うことを全く聞かない子。

④テストの点数が芳しくなくて、なおかつ講師の言うことも聞かない子。

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実はテストの点数の良し悪しには個人的な資質も多分に関係していて、毎日必死に頑張った子よりも全く何もしていない子の方が高得点というケースはザラにある。これはスポーツやピアノ、そろばん、習字などの習い事も同じだろう。5時間練習すれば5秒タイムが縮まるとか、10時間練習すれば1級になるとか、世の中そういうルールにはなっていない。

それでも私は中島塾の教室で塾生たちに話す。「【他人から指導してもらって、あるいは自分で動いて何らかの情報を得て、それを生かして上達する】このプロセスを大切にしましょう」と。

人間生まれた時は、自力で立ち上がることはもちろんのこと、食事することさえもできなかった。そこからスタートした人生は、周囲の様々な助けやはたらきかけがあり、ときには自分の頭で考えて行動し、昨日の自分よりよい状態を作り続けて今がある。

だから私は、「自分の言うことを聞かせたいから」という理由ではなく、塾生たちに残り80年〜90年ほどの人生を充実させてほしいという思いから、他人の言うことをよく聞くようにと指導している。よく聞いた上で「その考え方は違う」とか「そのやり方は自分に合わない」と判断したのならまだしも、せっかくのアドバイスが右の耳から左の耳に抜けているようでは、充実した人生など送れるはずがない。

かくいう私自身も、もっともっと多くのことを学び、塾生の成長角度以上に限りなく垂直に近い角度で成長をしていきたい。

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