以心伝心

本も映画もボードゲームもひとつの作品との出会いだと思っている中島塾の中島です。

今日は私の好きなゲームを1つ紹介します。

下の写真のゲーム、名前はマジックメイズキッズと言います。

ストーリーとしては、魔法でカエルにされてしまったライオン王様のため、ヒーローたちが動き回って材料を集め、薬を調合して元の姿に戻してあげるというものです。

手前の調合ツボなんか素晴らしい出来栄えです。こういうのをボードゲーム界では「コンポーネントがいい」と言うそうで、私も知ったかぶりして「おお!コ、コンポーネントやね。」とか言っています。

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このゲームの面白いところは、ヒーローコマを動かす時にサイコロやカードを使わないところで、各プレイヤーが事前に役割分担をしていて、

◆Aさんは東方向に動かす係

◆Bさんは南方向に動かす係

◆Cさんは西方向に動かす係

◆Dさんは北方向に動かす係

というふうな取り決めになっている。例えばAさんがヒーローコマを南方向に動かしたいと思っていても、自分は東方向に動かす係なので手出しすることができず、Bさんに頼まなければならない。しかも、このゲームはしゃべってはいけないゲームなので、それを身振り手振りやアイコンタクトで伝えなければならない。

今大人の世界でも自分の思い通りにならない上司やなかなか仕事を覚えない部下に悪戦苦闘している人が大勢いるようだが、このマジックメイズキッズも相手に自分の思い通り動いてもらうことの難しさを感じられるし、うまくいったときの爽快感もかなりものだ。

スポーツチームのチームビルディングにも使えるに違いない。毎年新チームに代替わりするクラブや新しいメンバーを迎えたばかりのチームでワイワイプレイしてもらえたら。「ワイワイ」と言っても、しゃべっちゃいけないゲームなんだけど。

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