入試問題を研究するのが好きな中島塾の中島です。
今は7都道府県の入試問題2019【数学・大問1】を解いて動画を収録しており、その動画は今の2年生が3年生になってしばらくしてから活用する予定です。
ところで、先日今年の入試問題の分析会を、他塾の先生方と一緒に行いました。
ある先生が途中で『換気しましょう。』と提案してくれて、中島塾米丸校のドアや窓を開け放ったのですが、3月12日夜中の1時30分に換気っていうのは殊の外寒かったです。
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LINEのオープンチャットの件もそうだが、子どもたちやその保護者の方々にとって「複数の講師の意見が同時に聞ける」というのはかなり大きなメリットなのだと思う。先日テレビで医師が複数名でグループになり、アクセスしてきた患者さんに多様性のあるアドバイスをしているところを見かけたけど、これも原理は同じだ。
発端は新型コロナウイルスだが、塾も子どもも保護者もそれぞれに思い腰を上げ、新しい学習のスタイルを模索し始めた。
ところでこの新しい学習スタイル、もちろんいいことばかりではない。
休講になってから中学生の授業はYouTubeで配信し、テキストを演習してきてもらって添削+やり直しというのを1週間続けてきて分かったことがあるんだけど、学力が低い層はYouTubeの映像授業ちゃんと見てない!
今の子は教科書読めないけど動画なら見るだろうって思ってたけど結局動画も見ない現実。
— りんごくん@慧真館 (@keishinkan) March 11, 2020
確かに「教科書は読めないけれど動画なら見て理解できる」という層はいて、まさに4G5Gの恩恵を受けることになりそうだ。その一方で、「そもそもの見る力が弱い」層については上の通りで、私もこのブログで以前から言及しているように
◆英語の並べ替え問題で単語のスペルミスをする
◆国語の「書き抜きましょう」を正しく書き写せない
◆5つ間違えたけれど4つしか直さずに再提出する
の3点に該当する子どもは、そもそもの見る力が弱すぎて4G5Gの恩恵を受けるまでには至りそうにない。
医学が進んで薬や手術で改善できるようになるのか、モノヅクリが進んで眼鏡の進化版ができるのか、はたまた教育が進化してどんな子でも見る力をつけることができるのか。
明るい未来にワクワクしつつ、自分の仕事を全うしたい。
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◆3月7日(土)西南部公民館定例会は中止になりました。
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