勉強にかかるコスト

中島塾の中島です。

論語に「性、相近し。習えば、相遠し。」という言葉があります。

春期特別講習2020

「人間は生まれたときに持っている能力は近いものがあるけれど、毎日の習慣ややること・やらないことの取捨選択で大きく異なるよね。」という意味です。

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私もこの言葉には深くうなずくばかりなのだが、23年間教室に立ち続ける立場からひとつだけ言及しておきたいことがある。それは、「勉強にかかるコストは一人ひとり異なる」ということだ。

例えば私は、本を読むことが好きだし書いて表現することが楽しいので、読み書きにかかるコストが小さいと言える。一方で、文字を読んでも意味が分からなかったり文字を書いて表現するよりも絵を描くことが好きだったり話して表現する方がしっくりくるという人もいて、こちらは読み書きにかかるコストが私よりも大きくなるだろう。

さらにこの読み書きにかかるコストを掘り下げて考えると、筆記用具を正しく持ち長時間疲れない姿勢でいることのコスト、文字を見て正しく書き写すことのコスト、手先の器用・不器用に関わるコストなどに分けられる。

その昔幼い子どもが折り紙やおはじき、お手玉などをして遊んでいたのは、実は合理的なことだったのかもしれないと、令和2年にしみじみと思う。

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