一問一答形式と記述形式

中島塾の中島です。おはようございます。
今日は勉強の話を1つ。このブログを毎日ご覧の方の中にはご存じない方もいらっしゃるかもしれませんが、私は塾の先生ですからたまには勉強の話の1つも書きますよ。
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【記述対策】
石川県公立高校入試の大きな流れとして「記述問題の増加」がある。簡単に言うと、昔は多くが一問一答のような形式だったのが、今は「○○となることを示しなさい」「××となる理由を説明しなさい」という問題に変わってきているのだ。理科や社会では30点~50点分も記述問題がある。
[一問一答]→1467年に起こり、京都を中心に約11年続いた戦乱を何というか。
[答]応仁の乱
[記述問題]→1467年に起こり、京都を中心に約11年続いた戦乱を何というか。また、その戦乱が起きた原因を、「足利義政」「あと継ぎ」という語句を使って書きなさい。
[答]応仁の乱。室町幕府8代将軍足利義政のあと継ぎをめぐって、義政の弟の足利義視と義政の子の足利義尚が争ったことが原因。
ではそのためにどのような対策をすべきか、ということになるのだけど、これについてはもう少しあとに考えることで、6月の現時点では特別な対策は必要ない。今すべきことは、記述問題をたくさん解くことではなく、逆に一問一答をきちんと仕上げることなのである。
3月に行われる入試のための記述対策なんだけど、でも今やることは記述問題ではない、という矛盾。以前はテスト直前期に一気に詰め込んでいたような内容を、今は夏までに完璧に仕上げてしまい、秋以降に記述問題対策に打ち込める下地作りをするのである。
現時点で「応仁の乱」という答えすら出てこなかった中学3年生は、入試に向かう道の途中に黄色信号がともっていると考えていい。
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■2011年6月5日
■2010年6月5日
■2009年6月5日
■2008年6月5日
ちなみに昨日中島塾有松校でこの話をしたところ、・・・・・・・・・
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