2013年第1回金沢市統一テスト

中島塾の中島です。こんにちは。
今日は、11月8日(金)に行われた2013年第1回金沢市統一テストについてです。
ただ、本当に詳しい内容や第2回に出題される分野については中島塾HP左側中段にある「塾生専用ページ」に入れましたので、塾生の保護者の方はIDとPWを入れてご覧ください。
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【英語】
昨年までの金沢市統一テストと大きな変更点なし。練習していた塾生はリラックスして取り組めたはず。
■リスニングは、昔は満点が当たり前だったが、今は単語のスペルを書かせる問題もあり難化。配点30点のうち、25点以上確保できれば御の字。
■大問2(並べ替え3問)は(1)のみ簡単で、(2)(3)はそれぞれ注意が必要。(2)は間接疑問文、(3)は動名詞を主語として扱うことが分かればできる。
■大問5(英作文)はさほど特異な題材でなく、練習している子は練習通り点数が取れたはず。しかし、日本語で考えると思考の迷路にハマッてしまいそうで、自分が書ける英単語から考えた方がいい。
【数学】
昨年までの金沢市統一テストと形式は変わっていない。しかし大問3に二次関数のグラフが出題され、平均点は下がる可能性もある。
■大問1はパーフェクトできめたいところ。しかし、(1)④の通分や(2)の解の公式など、受験生の計算ミスを誘う問題が多く、中途半端な勉強では跳ね返されてしまう問題もあった。
■大問3、大問5、大問6が手ごわい問題で、逆に大問7、大問8が簡単な問題という構成。中盤時間がとられてしまうと、終盤の点取り問題にじっくり取り組めないこともある。
【国語】
大問1が読みやすく大問2が読みにくかったので、問題順番としては普通だった。
■大問2の論説文が多少読みにくいだろうが、論説文が読みにくいのは当たり前の話で、想定の範囲内。大問1の小説文は家族の話で、読みやすかったのでは。作者の重松清は入試問題になったこともある。
■大問3の詩も平易で、表現技法や詩の形式(口語自由詩)に関する問題はよくあるパターン。
【理科】
計算問題の数と記述問題の数が注目ポイントで、どちらが多くても平均点は低くなる。今回は、電流・化学変化・水溶液の濃度・速さに関する計算問題が出たが、計算問題の問題数はほぼ昨年同様。
■全体として変わった問題はなく、各中学の定期テストレベルといってよい。
【社会】
極めてオーソドックスな問題。
■どれも学校や塾で丁寧に学習している内容(ワークや問題集にもよく出てくる問題)だが、特に大問2のロンドンと札幌の気温差に関する問題は、石川県総合模試でも出題されたばかり。
【全体】
予想通り。質のいい勉強をたくさんした生徒が、「予定通り」高得点を取れるテスト。超難問が少なかったので上位層がしっかり点数を伸ばしたと予想でき、逆に簡単に見える問題は一ひねりしてあったのでテスト対策ができていない下位層はかなり苦しんだと考えられる。
中島塾 中島 雄一