ランチの話

中島塾の中島です。こんにちは。
*****
先日、初めて入るお店でランチを食べていた。
2階の個室で、「芸能人がお忍びで・・・」とはいかないまでも、ある程度のプライバシーは守られており、ご飯を食べながら大事な話をするのに適した環境だ。しかし、その静寂を切り裂いて、親子連れの子どもが大騒ぎしていた。
あえてここまで書いておいてから白状するが、実は私は文句を言いたいわけではない。本当に静かな場所でなければならないようなら初めてのお店には入らないし、私の家にも1歳児がいて毎日毎日うるさいし、たまに外に出たときに他人に迷惑がかからないかどうかとても神経を遣うので、そのときのお母さんの気持ちは痛いほどよく分かるからだ。
3歳くらいの女の子だったが、昼の12時に
『ママー、ビール頼んだらあー?』
『ママビール飲むの好きやもんんー。』
と娘に絶叫される気持ちはいかばかりか。アルコールなど飲まずとも、赤い顔にもなろうというもの。
ではなぜこのようなことを書くかというと、この店が後輩の紹介だったからだ。
後輩『中島先生ー、いつも行くのはガチャガチャした店なんですけど、今日は中島先生と一緒なんで静かな店にしますー。』
後輩『中島先生ー、ここは夜お酒も出すんですよー。』
笑顔で私のことをもてなしてくれた後輩の気持ちを考えると胸が痛む。あのー、なんかごめん。いや、本当は俺関係ないけどなんかごめんね。3歳の女の子がメニューとかバッサバッサ落として、茶碗のフタとかパーン、カラッカラッ、シュルシュルシュルーって落として音して、なんかごめん。あと、2階上がったとき足元めっちゃ寒かったわ。あれ明らかに「今まで1階しか使ってなかったけど急にお客さん来たから慌てて2階用意した」感じやわ。慌てて用意した感満載やわ。
全然静かな店じゃないし、席もめっちゃ狭いわ。俺4人用テーブルの奥の席やってんけど、コーヒー取りに行って戻ってくるとき手前の席の人いったん立ってもらってから奥入ったわ。夜は酒も出すって言っとったけど、こんなせまいところで飲んだら壁とテーブルとホリゴタツの間にはさまって、俺ここから抜け出す自信ないわ。俺この店の壁とテーブルとホリゴタツの間にはさまって、この店の一部になるしかないわ。セルフサービスのコーヒーもすぐなくなって、言うのも悪いから俺2杯目アップルティー飲んだわ。若干高貴な気分で、アップルのにおいを楽しみつつグッと飲み干したわ。
何か文句に聞こえるかもしれんけど、美味しかったし面白かったから絶対また行くわ。何なら次は、「俺の知っとる店」ってオーラ出しながら行くわ。
ありがとう。

ランチの話 への4件のコメント

  1. はちやま

    相当狭いお店みたいですね☆
    でも、きっとボクなら大丈夫。
    そのためのコンパクトボディ☆
    もし中島先生がホリゴタツに挟まったら、ゲラゲラ笑いながら写メ撮ったあとに助けてあげますよ(笑)

  2. くびごん

    こういうチクチク攻撃、上手いですよねえ。
    後輩、三日は泣きますよ。
    俺もお店を紹介したくなりました。

  3. 中島

    はちやま先生、コンパクトボディとは今風ですねえ。
    まあそれはさておき、新しいお店にいくのは
    新しい気づきがあって楽しいので
    常に新しい経験を求めて動きたいものです(^^)

  4. 中島

    くびごん先生、ば行で変化させるの楽しいですね☆
    後輩には三日泣いてもらいます(笑)
    ぜひ芭蕉のコーヒーを飲んでみたいです。

現在コメントは受け付けておりません