テレビゲームと勉強の対比

中島塾の中島です。こんにちは。

『子どもがテレビゲームばっかりやって、勉強しなくて困るんですよ!』

という悩み相談は、塾の講師でなくても1度は耳にしたことがあるだろう。

ではなぜ子どもがテレビゲームをするのか考えたことはあるか。

テレビゲームは、自分で自分の評価が分かりやすい。

・10面をクリアできるようになった。

・3周を2分以内で回れるようになった。

・Aチームを倒せるようになった。だから次はBチームに挑戦できる。

いわゆる「手応えがある」「達成感がある」というやつ。

一方、勉強の方は自分で自分の評価を確認するまでの期間が長く、テレビゲームに比べてやらなければならないことは難しくてしかも量が多く、できなかったときの自己否定や周囲(保護者や先生たち)からの声掛けが冷たいケースが多い。

・『何でこんなこともできないの!』

・『早くやりなさい!』

・『前よりも悪くなったじゃないか!』

ちなみに私はこのことに気づいてから塾生たちをしかることをやめた。中島先生は優しいんじゃない。やってもムダなことをやらないだけだ。いや、やってもムダではなく、やったらマイナスになるからやらないのだ。

そして、子どもたちの小さな成長を見つけて「細かく」「繰り返し何度も」「様々な角度から」「明るく」「ときには茶化しながら」褒めるようにしている。

・『えー!こんなにたくさん宿題やってきたん?』

・『おー!ついにコツつかんでもうたな!』

・『わー!ちょっと計算速すぎじゃないか?電卓使ったやろ!』

私が現在やっている中島塾とタカラバコという2つの活動は、両方ともある意味においてテレビゲームをライバル視して企画を練っている。同じ部屋にテレビゲームがあったときに、それでもやりたくなる勉強か、それでもアナログゲームの方に価値を見出してもらえるのか。

漫画スラムダンクで例えると、王者・山王工業のように偉大な敵だ。漫画タッチで例えると、須見工との決勝戦のように気の抜けない戦いだ。でも、スラムダンクで湘北高校は山王工業を倒したし、須見工に勝って甲子園出場を決めた。ド、ドラゴンボールだとフリーザ?

漫画化されるほどのことをやり遂げたい。

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