二極化の正体

中島塾の中島です。こんにちは。

二極化の正体について考えることがあります。

先日の2学期期末テストで30点だった中学生と80点だった中学生がいたとすると、周囲が「勉強してほしいな・・・」と考えるのは30点の子で、実際勉強するのは80点の子だ。

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原因や理由はたくさんあるだろうが、1つはゴールの設定について。80点の子はゴールまで残り20点の気持ちで勉強する。本当は100点の向こう側があるのだけどここでは省略。一方、30点の子はゴールまであと70点もある。そもそも自分の能力に自信もない上、70点も足りないのだから、なかなか勉強に気が向かないのも致し方ないところがある。本当は30点の子にも能力はあるし自信の持たせ方もあるのだけどここでは省略。

この後どうなるかというと、30点の子は20点になり、80点の子は90点になる。はい二極化。

これが大人の世界だと、選んだ業界や立ち位置によって事情が大きく異なるので興味深い。

切符の切り方を研究し、早く美しくしかも笑顔で気持ちよく、お客様から愛される駅員は激減し、切符を切るだけの仕事は自動改札機に取って代わられた。駅員は改札口の中央から両サイドへとポジションチェンジを余儀なくされた。

その一方で、自動改札機を作っている会社があることも忘れてはならない。あえて嫌な表現を使うが、自動改札機を作る会社は笑いが止まらない。作れば売れるのだから。はい二極化。

ガソリンスタンドも回転寿司もほぼ同じ道。上手なガソリンの入れ方も、お客さんが手をあげてからテーブルに行くまでのスピードも、特に競う必要がなくなっている。塾もチョークの使い方や図を正確に描く技術、文字の分かりやすさなど段々必要なくなってきている。私はその辺に自信があったのでワリを食った側になるが、そういう時代なのだから嘆いてもしょうがない。これは喜ぶべきことなのだ。

子どもたちには、大人の世界を見ながら勉強に励んでもらいたい。「何を目指すか」で人生が結構大きく変わる時代なのかもしれない。

【中学生で充分読める分かりやすくていい記事】

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/53548

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