中島塾HP内で出典ジジイを始めてしまった中島塾の中島です。
今回は、第7回石川県総合模試の大問2の論説文として出題された内田樹さんの下流志向を読みました。
テスト用紙には書いてありませんでしたが、「学ばない子どもたち 働かない若者たち」というサブタイトルがついていたのだと知りました。
これだけでも出典に当たった甲斐があったというものです。
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東京大学教育学部の佐藤学さんが「学びからの逃走」という言葉を言ったと本文中にあったが、私も学習塾で長年子どもたちと接していて同じ感想を持っている。
中学生の息子を持つ私自身にも言えることだが、子育てに頭を悩ませている世の大人たちにとって一読の価値ありの良書だと思う。
ただ惜しむらくは、これは昨日のブログで紹介したPresentsにも言えることなのだが、私が受験生に1番読んでほしい部分が問題文になっていないことだ。私が受験生に1番読んでほしいページは上のページだった。
【本文ここから】
◆四則計算ができない
◆アルファベットが読めない
◆漢字が読めない
自分に興味のある領域についてのトリヴィアルな知識はあるけれど、興味がないことは何も知らない。意味の「虫喰い」状態の世界を特に不快とも思わずに生きている。そうやって彼らは階層下降のリスクをきっぱりと引き受けているわけです。
【/本文ここまで】
まぁ、これを読んだら国語のテストどころではないかもしれないから、このページから出題されなかったのは良かったといえば良かったのかもしれない。
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