【出典マン】僕らのごはんは明日で待ってる

出典マンをするようになってから小説の読書量が極端に増えた中島塾の中島です。

今回は、先日合格発表が終わったばかりの金沢高校入試問題の出典を読みました。

高校生で陰キャの男子・葉山に同じクラスである女子の上村が明るくズケズケと絡んでいくストーリーで、42歳のオジサンはニヤニヤしながら読み進めていきました。金沢高校の入試問題は高校3年生の体育祭の部分がメインでしたが、このあと2人はそれぞれ大学・短大に進学し、海外にも行くんだぜ。葉山はツアーでタイに、上村はひとりでオーストラリアに。

***

以前に読んでこのブログにも書いた出典小説「Presents」や「家族シアター」もそうだったが、女性の小説家が複雑な人間関係と繊細な心理描写を読ませてくれるタイプの小説が多い。LINEのスタンプひとつで一喜一憂しているイマドキの子どもたちには確かに読み解くのが難しい良問と言えるのかもしれない。

おい葉山、女子の上村が勇気出して告ってんだから早く返事しろよ。ニヤニヤ。

ブログやフェイスブック、ツイッター、インスタグラムなどSNSの世界にも、「何考えてんだ」「信じられない」「そのくらい常識だろ」というようなスタンスで発言する人がいるけど、小説を読むことで「いろんな立場の人がいるんだなぁ」「そっち側から見たらそういうふうに映るかもねぇ」というような多様性を受け入れる素養ができるような気もする。

おい葉山、米袋ジャンプでは頑張ったじゃないか。やるときゃやるなぁ。ニヤニヤ。

さぁて帰るか。42歳オジサンのごはんも明日で待ってるといいんだけど。

*****

【募集】

小学生ナゾ解きゲームイベント「タカラバコ」

◆2月8日(土)大徳公民館定例会
◆2月15日(土)米丸公民館定例会
◆2月22日(土)白山市施設出張タカラバコ

「知の入り口」に興味がある方からの問い合わせ・申し込みをお待ちしております。