シリーズは第3弾でやめる派の中島塾の中島です。
今は動画編集のせいで最近優先順位を落としていた、夏期講習の授業動画撮影を再開しています。
やっぱりタカラバコのゲームたちは動画映えしますね。
本当はもっとたくさんお見せしたいシーンがあるのですが、とりあえず名刺代わりの1分動画ってことで。
***
タカラバコの活動について、あるいはそこから何か気づきを得た場合、それをどこに書こうか、私は非常に悩む。
選択肢は、この中島塾ブログがあって、タカラバコブログがあって、タカラバコFacebookがあって、タカラバコインスタグラムがある。
今回はせっかくタカラバコの紹介動画をアップした回でもあるので、タカラバコを通して私が得た知見をひとつ書いておこうと思う。
タカラバコは動画にあるようなアナログゲームをする時間の他に、ナゾときゲームをする時間というのもある。最近ではテレビでもナゾときをやっていることもあって、昔に比べてメジャーになってきているのではないだろうか。
ナゾときゲームタカラバコは、木箱に4桁の南京錠がつけてある状態からスタートして、ナゾを解くとその南京錠を外すための4桁の数字がわかるように設計してある。
◆チームメイト(仲間)どうし情報交換をしながら
◆分からない時はカギカード(ヒントのカード)を頼りに
◆楽しく取り組みましょう
とアナウンスしているのだが、開始から5分もするとある行動を取る子が必ず現れるのだ。
その行動とは・・・
テキトーに南京錠を回して力任せにカギを外そうとする
というもの。あまりにも毎度毎度見かける光景なので、大きめのフォントで書いてみた。
これはただマナーが悪いとか幼稚だとかそういう問題じゃないんじゃないか。私はここに人間の本質を感じてしまっていて、要するに「途中」を放棄してしまう人間というのは一定数いるのだと思う。頭がいいとか悪いとか、パッと閃くとかなかなか思いつかないとかじゃなく、とにかく考える人間ととにかく考えたくない人間に分かれるということだ。
中島塾の授業では南京錠のかかった木箱を使用しないので、上記のようなガチャガチャマンは出現しないのだけど、明らかに思考を放棄している塾生というのはいて、私は見かける度に声をかける。
『最初に何をしたの?』
『どうしてこの数字が出たの?』
『動詞の形が現在形ではないけど、どうしてこうしたの?』
決して強い調子ではないのだけど、言われた塾生はギョッとして言葉に詰まることが多い。ガチャガチャマンもこのままじゃあダメだと分かっているのだろうか。
その子の性質を根本から変えてしまうような魔法を使えないので、本人が気づかなければ一生そのままなのだが、どうか考えること自体を心から楽しめる人間になってほしいと切に願う。15歳の子には残り85年の人生があるのだから。
*****
【募集】
小学生ナゾ解きゲームイベント「タカラバコ」
◆8月18日(土)金沢市内学童クラブ
◆9月5日(土)第1土曜日は米丸公民館
◆9月12日(土)第2土曜日は大徳公民館
◆9月19日(土)第3土曜日は安原児童館
◆9月26日(土)第4土曜日は白山市児童施設
「知の入り口」に興味がある方からの問い合わせ・申し込みをお待ちしております。