学校が子どもを殺すとき

久々に紙の本を読んだのでブログに記録を残したい中島塾の中島です。

随分と物騒なタイトルの本ですが、サブタイトルに「教える側」が劣化したこの社会で、と書かれてしまえば読まざるを得ません。

子は親を選べず、生徒は先生を選べないからこそ、大人の側が率先して気をつけなければならないことが分かりました。

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私は様々なことを考えるときに「時代」というキーワードを入れるように心がけている。

スーパーのセルフレジや飲食店でのタブレットによる注文など普段から機械を使ったコミュニケーションが増え、体罰・DV・虐待など人間どうしの濃いコミュニケーションが敬遠される時代だからこそ、部活動を含む学校や学習塾、各種習い事教室の指導者は襟を正し今1度自分自身を見つめ直してみたい。

ただ、自宅で子どもに教育系YouTubeを見せれば勉強するようになるのかというとそれはまた別の問題で、人間として未熟な者を手塩にかけて育てていくことや、自分で自分を鍛えることの魅力を伝えるためには、対面による授業や同じ空間で自分の背中を見せるような指導も必要だろう。

スポーツ界に目を移すと、甲子園常連監督が、ベンチを外れてしまった選手の保護者から訴えられてしまうケースも散見されるようだ。同じ指導をしていても、それでレギュラーになれた選手の保護者からは特にクレームが出ていない点も興味深い。結果が出たからこその満足感や、合う合わないの判断もあるのだと思う。

優しく育てた子たちは、その後優しい世の中を作っていってくれるのだろうか。私自身もまだ暗中模索、五里霧中の状態でこのブログを書いている。

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