中島塾塾長室です。どうも。
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昨日、私が住む地域で社会体育大会があり、参加してきました。社会体育大会というのは、地域にある20~30ほどの町会が集まって行う運動会で、子どもから大人まで競技に参加できるようになっています。私が住む地域では、毎年この時期に行われるのです。
今日は、その社会体育大会の中で最もエキサイティングな競技、「総合リレー」について書きます。
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総合リレーが熱い。
総合リレーは、20種類もある競技の中で1番最後の種目だ。
総合リレーが熱い。
総合リレーは、得点が倍になる種目だ。
総合リレーが熱い。
総合リレーは、各町会を代表するランナーが集う種目だ。
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昨年、私の町会は総合リレーでビリだかビリから2番目だかだった。よく覚えていないが、とにかくパッとしない成績だった。私の町会は、アンカー(毎年活躍してくれる元陸上部の青年)には絶対の自信を持っているのだが、毎年そのアンカーにバトンを渡す前に大差でビリになってしまうからだ。いわゆる宝の持ち腐れというやつだ。
ところで、そのアンカーの青年がこのたび結婚することになったそうだ。で、1つ問題があって、何と来年からは別の町会に引っ越すことになったのだ。
今年の総合リレーは、アンカーの青年と一緒に走ることができる最後の総合リレーということになってしまった。ラストランだ。最後はいいレースをして、笑顔でアンカーの青年を別の町会に送り出したい。
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総合リレーは10人で1チームなのだが、アンカーまでの9人はみな一生懸命走り、バトンをつないだ。
■小学生なのに中学生枠で走った少年。
■50歳を超えているのに40代枠で走った女性。
■夏期講習中に暴飲暴食を繰り返したせいでブクブクの塾講師。
みんな諦めず、みんな言い訳せず、みんなベストではない条件の中で懸命に走った。ブクブクの塾講師がまさかの3人抜きを見せ、ついに7チーム中3位という好位置でアンカーにバトンが渡った。
(アンカーの青年よ。君が生まれ育ったこの町会で最後の総合リレー、思い切り・君らしく・キラキラと輝いてほしい。)
みんなの思いが重なったバトンを握り締め、アンカーの青年は激走した。1位とは大差がついていたため逆転優勝こそできなかったが、ゴール直前で2位の選手を捉え見事準優勝を飾った。
私たちは、アンカーの青年に駆け寄ると、飛び上がって喜んだ。
やった!
みんなで!
準優勝だ!
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すると、飛び上がって喜ぶ私たちに1人のおじいさんが近づいてきた。手にはマイクを持っている。
中島(取材だ!)
私はすぐにそう思った。
感想とか聞かれるのだ。優勝チームではなく、準優勝チームに取材が来たのだ。みんなの思いが、昨年からの成長が、バトンに込めたロマンが、おじいさんを取材に駆り立てたのだ。すごいぜ、私の町会!すごいぜ、おじいさんの取材スピリッツ!
おじいさん『あのー。』
中島『はい!』
おじいさんの後から走ってきた人『ちょっと!それ優勝チームじゃないよ!』
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タダノ
カンチガイ
デシタカ
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[一言]
いやあ、おじいさんは悪くないと思います。だって、・・・・・・・・・
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いっし~
あははは♪
そんだけ思い入れがあったって事なんだしね。
運動会は好きです♪
闘争心がもともとあるのでしょうかねぇ?
子供の運動会とかの応援もすき♪
自分の子供じゃなくっても一生懸命走ってる姿にはちょっと感動を覚えます♪
中島先生
コメントありがとうございます。
そうですね。子どもも大人も自分に関係があってもなくても、一生懸命な姿には感動しますし逆は興ざめしますね。さーて、今から来年の運動会に向けてトレーニングしなきゃ(^^)♪