中島塾塾長室の中島先生です。どうも。
今日は息子（3歳）との話を。
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ある日、私が居間でテレビを見ていると、息子が絵本を数冊持ってきました。
息子『パパ、本読んで。』
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私は長年塾講師をしていまして、今まで数多くの保護者の方の相談を受けてきました。で、その中でも多いものの1つに
『ウチの子、本を読まないんです。』
というのがあります。私よりも子育ての先輩である保護者の方々が異口同音にこうおっしゃるのです。そりゃあ私も子どもに本を読みたくなりますよ。
というわけで、中島家では息子が本を持ってきたら必ず読むと決めています。
もし断ったらひどいですよね。息子にしてみれば、3歳のときに本を読んでほしくて父のところへ持っていったら「ごめん。テレビ見たいから。」とか断られて、本に興味がなくなって、それでそのあと受験のときなんかに父から「オイ、本読めよ。」ですよ。さすがにこれはダメ。息子は本を読むどころか、校舎の窓ガラス壊して回るか盗んだバイクで走り出すしかありませんよ。尾崎豊的に考えて。
だから私は息子が本を持ってきたら必ず読みますし、それ以外のときにも
私『息子、本読むか。』
と、頻繁に聞くように心がけています。
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息子『パパ、本読んで。』
私『いいよ、パパの膝に座りな。』
息子『ん。』
私『じゃあ読むよ。』
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約10分後、ようやく1冊読み終えました。たかが絵本、とバカにはできません。ページ数は多くかなりしっかりしたストーリーがありますし、その上私は抑揚をつけてゆっくり読むので、軽く10分はかかります。ちゃんと計ったらもっとかかっているかもしれません。
私『～ました。おしまい。』
息子『ん。次これ。（＝次はこれを読んでくれよ。）』
私『ちょ、ちょ。ちゃんと話聞いとったんか。』
息子『ん。』
私『ねえねえ。今読んだ本に誰出てきた？』
息子『ゴードンとパーシーとトーマスとジェームスとトビーとダック。』
正解です。息子はきちんと聞いていたようです。
息子『次これ。（＝次はこれを読んでくれよ。）』
私『うん、分かった。』
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更に10分後、2冊目の本を読み終えました。
私『～ました。おしまい。』
息子『ん。次これ。（＝次はこれを読んでくれよ。）』
私『ちょ、ちょ、ちょ。あー、そうやな。えーっと、ママはいつも本読んでくれるんかな？』
息子『読んでくれる。次これ。（＝次はこれを読んでくれよ。）』
私『おーっとっと。もう少し話そうよ。この本にハロルドは出てきたかな？』
息子『出てきてない。次これ。（＝次はこれを読んでくれよ。）』
私『･･･うん、分かった。』
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更に更に10分後、3冊目の本を読み終えました。
私『～ました。おしまい。』
息子『ん。次これ。（＝次はこれを読んでくれよ。）』
私『はいはい、待ってよー。あのー、そうやねー。あ、この本は円いかな？四角いかな？』
息子『四角。次これ。（＝次はこれを読んでくれよ。）』
私『おーっとっと。じゃあ次ね。この本青いかな？赤いかな？』
息子『青い。次これ。（＝次はこれを読んでくれよ。）』
私『･･････うん、分かった。』
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こ　う　し　て
約　1　時　間　に　渡　り
5　～　6　冊　の　本　を　読　ま　さ　れ　た
中　島　先　生　で　し　た
○|￣|＿
ﾉﾄﾞｶﾜｲﾀﾖｩ･･･
ｺｼｲﾀｲﾖｩ･･･
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[一言]
もうお分かりの方も多いと思いますが･････････
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