レコーディング終了記念

中島塾の中島です。

中島塾では、塾生たちの語彙力アップを狙いとして、【マンガでわかる!10歳までに覚えたい言葉1000】という本の中から新しい言葉を6つずつ紹介しています。

本のタイトルには【10歳までに覚えたい】とありますが、15歳の中学3年生が「今日初めて聞きました」「勉強になりました」「勘違いして覚えていました」と感想を漏らすような言葉があります。具体的には、

◆挙句

◆頻繁

◆きしむ

◆無遠慮

◆胸をなでおろす

などです。

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鶏が先か卵が先かという話になりそうだけど、今の子どもたちは本を読まないから言葉を知らない。もしくは言葉を知らないから本を読まない。文字を目で追わなくてもYouTubeやInstagramなどで十分だという環境もそれを助長している。本を読めるようになったら世界が広がるんだけどなぁ。

14年前に中島塾を始めた時、「本どころかマンガも読みません。マンガの読み方も分かりません。」と言い切る中学生がいて驚いたけど、今同じことを言われても大丈夫だ。何が大丈夫かというと、私の心の準備ができていて大丈夫だ。

「私の心の準備」に関わることなんだけど、この20年くらいの間に本を読む人と本を読まない人の割合がちょうど逆転したような気がしている。上にも書いた通り、昔は「え?読まないの?」という感じだったのが、今は「そうだよね、読まないよね。」「えっ?読むの?」となっている。

記憶力なんかも軒並み低下しているんじゃないだろうか。昔は友達の家の住所や電話番号を覚えなければならないケースがあって誰でもいくつかは覚えていたけど、今の子どもたちはそもそも自分の家の住所が分からないし電話番号も知らないことがある。

交通手段の発達により筋力が衰えた件についてはジムやフィットネスクラブが補完しているけど、脳力の衰えは塾でカバーしないと学力低下に歯止めがかからないような気もする。子どもたちがどれくらいその大切さを感じてくれるかと、できなくてもできるまで粘り強く取り組んでくれるか、塾側から言うと子どもたちに勉強の大切さを伝え粘り強く取り組むよう促す力が、今塾に求められているのだろう。

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