第1回模試ゼミの導入

7月11日(日)に行われる第1回石川県総合模試解説ゼミで社会を担当する中島塾の中島です。

塾生たちには常々話していることですが、模試ゼミはその日初めて会う子たちも多いので、イラストを入れて資料を作ろうと思っています。

ところで、ちょっと前はこうやってネット上に書くとやれネタバレだとか有料で話を聞いている人に悪いだとか言われましたが、今ではネットにバンバン上がっているものが書籍化されて飛ぶように売れたりしますから、そういう意味でも時代は変わっているんだなぁと思います。

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今から約12000年前、人類は打製石器を手にし、ゾウを追いかけていた。そんな時、社会に求められていたのはどんな人物だっただろうか?

◆ゾウを恐れない勇敢な心を持った人

◆ゾウを追う脚力のある人

◆ゾウを運ぶ体力のある人

だっただろう。

では、それから9000年ほど経って今から約2700年前、人類は米を手に入れ稲作をするようになった。そんな時、社会に求められていたのはどんな人物だっただろうか?

◆水の量を正確に測れる人

◆雲の動きを見て天気を予測できる人

◆長時間腰をかがめて作業ができる人

だったろう。

ではでは、現代はどんな時代で、みんなはどんな人になったら社会に求められるのだろう?

まず現代は、

◆他人からガーガー怒られない時代

◆楽しいコンテンツ(YouTubeとかTikTokとか)が豊富にある時代

◆二極化が進んだ時代

こんな時代に社会に求められるのはどんな人物だろうか?ゾウを仕留められる人だろうか?稲を育てられる人だろうか?

上から順に見ていくと、まず他人からうるさく言われない時代だからこそ【自分で自分を厳しく律することができる人間】は大切だろう。2番目とも絡んでくるけど、今は楽しいコンテンツが豊富にある時代なので、自分を甘やかそうと思えば無限に甘やかすことができる。そこで、我慢すべき場面で我慢し、目標に向かって自分に厳しくできる人間は貴重だ。反対にいうと、それができない人間は二極化の下の方で燻っていなければならない。

少し前まで、子どもは大人から厳しい指導を受けることができた。家では両親が、学校では先生が、野球やサッカーのチームでは監督やコーチが、それぞれ厳しく教えて鍛えてくれた。しかし今は【パワハラ】という言葉が流行って、大人は誰も子どもに厳しくしなくなった。同時に楽しいコンテンツが流れ込んできて、子どもたちは一気に好き放題やれるようになった一方で、成長の機会がなくなってしまった残念なケースも増えてきた。

もしみんなが保護者の方からうるさく言ってもらえたり、学校や塾で厳しく教えてもらえる環境だったらまず感謝しよう。その環境はいずれなくなる貴重なものだ。そして、いずれ時代が進むことも考慮して、自分で自分を鍛えられるように、自分をレベルアップさせていけるように、今からたったの約1年間頑張っていこう。

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