塾生の心の礎

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中島塾塾長室の中島先生である。どうも。
いつも大して面白くないこのブログだが、今日はいつも以上に大して面白くない話を1つ。
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中島塾には「中島塾毎日プリント」というのがあって、塾がある日もない日も部活動がある日もない日も晴れた日も雨が降った日も小学生も中学生も、1日1枚ずつプリントをしなければならないことになっている。
その中島塾毎日プリントは普通A4の片面印刷になっているのだが、イロイロな事情や私の考えなどがあって、先日数人の塾生に両面印刷のプリントを渡した。
『両面印刷になっていて大変だけど頑張ろうね。』
という言葉を添えて。
しかし数日後、塾生がやってきたプリントを見ると、2日かけて両面印刷プリント1枚をやってきてあった。表1日、裏1日という具合にだ。
***
このプリントを見たとき、私は自分が小学生のときに読んだ漫画「巨人の星」の1シーンを思い出した。
父・星一徹は、息子・星飛雄馬(当時小学生)に朝のランニングを課していた。ある寒い冬の朝、飛雄馬が1人でランニングをしていると、いつもの道は工事のため通行禁止になっており、その両側に2本の迂回路があった。1本は家までの道のりが近くなる道・1本は遠くなる道だった。
(しょうがない、いつもの道が通行禁止なんだから。)
そう思い、飛雄馬は2本の迂回路のうち、より近道になる方を選んで家に向かった。
すると、近道の終点に一徹が仁王立ちしていた。
そして一徹は飛雄馬を厳しく叱った。
『どうして遠い方を選ばなかったんだ!』
と。
***
先ほどの件は、もちろん私の伝達ミスの可能性もあるし、塾生が私の話を聞いていなかった可能性もある。誤解のないように記すが、私は表1日裏1日というプリントを見て、怒ったわけでもガッカリしたわけでもない。本当にただただ「巨人の星」を思い出しただけだ。
しかし、やはり、迷ったときについつい甘い解釈をしてしまうのはよくない。
迷ったら辛い方の道を選べ。
明日以降、他の塾生にもこの話をしたいと思う。中島塾塾生の心の礎としてもらおう。
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[今日の仏教コーナー]
問題・栄西や道元が伝えた、座禅によって自分の力でさとりを開こうとする仏教を何というか。(中学・歴史)
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塾生の心の礎 への2件のコメント

  1. はちやま

    あえて厳しい道を選ばせる一徹もさすがです。
    先日はコメントありがとうございました。
    激動の1週間のためなかなか連絡は差し上げられませんが、
    近々必ず連絡させていただきます!!!
    むちゃくちゃ嬉しいっす!

  2. 中島先生

    はちやま先生、コメントありがとうございます。
    その件は全然気にしないでください。
    私生活のことは存じませんが、
    塾生が大切な時期に来ているのは同じですから分かります。

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