北京五輪関連の情報をきちんと追えていない中島塾の中島です。
そんな中でも、五輪3連覇を目指して臨んだ羽生結弦選手の言葉は多くの人の心を打っているようです。
羽生結弦選手「報われない努力だったかもしれないですけど…でも一生懸命頑張りました」
羽生善治九段「何かに挑戦したら確実に報われるのであれば、誰でも必ず挑戦するだろう」
努力が報われるとは限らないと知りつつ、それでも高みを目指して挑戦し続ける天才たちの言葉は重い。
— よねお (@bukacho1) February 10, 2022
これ読んで思ったんですけど、その努力が報われたかどうかって、正確なところは本人が死ぬ瞬間にしか分からないんじゃないかとか、もっと言うと死んでなお議論が分かれるところなんじゃないかと思うんですよね。
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私は小学生の頃書道を習っていて、自分で言うのもナンだけど字は整っている方だと思われる。
学習塾講師の中には、それが文字なのかどうか判別不能レベルの酷い字を書く先生がいて、なおかつそういう先生に限って実は指導がとても上手だったりするのだけど、最近では電子黒板をはじめとする各種ツールが充実しており、その人が文字をどのように書くかはあまり問われないようになってきている。
さてここで1つ問題を出してみようと思うのだけど、私が小学生の頃書道を習っていたことは無駄な努力だったのだろうか。私の両親は30年後の未来に電子黒板やパワーポイント、エクスプレインエブリシングなどのソフトが充実することを見越して、我が子(私)に書道を習わせない方が良かったのだろうか。
少なくとも2022年2月17日現在私はそうは思わない。書道を通して学んだことは決して【文字を美しく書くこと】だけではないし、習い事としての書道もそういう理由で支持されているわけではないだろう。たまたま私が習っていなかったので例に挙げなかったけど、そろばんなんて絶対そうだ。計算するだけなら電卓があるわけで。
推薦や私立専願などが理由で1月、2月に受験勉強を止めてしまう受験生が一定数いて、私はこれを由々しき事態だと思っている。4月に同級生と胸を張って肩を並べられるように、3月も学び続けてほしい。
大丈夫、その努力は報われるよ。
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