日本プロ麻雀協会所属の麻雀プロでもある中島塾の中島です。
私は20期前期入会なのですが、20期後期入会と21期前期入会の2種類の後輩ができました。
みんなかわいいもんです。
ところで、麻雀には伝統的に【何切る問題】というのがあります。
下の14枚から1枚切る(捨てる)のですが、何を捨てたらいいか分かりますか。
算数に九九があるのと同様、麻雀にも【こういう時はこうするもの】という型が確実に存在します。
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ちなみに冒頭の何切る問題の正解は2sで、2sっていうのは左から数えて8番め、右から数えて7番めのやつだ。
トランプにもスペード・ダイヤ・ハート・クローバーの4種類があるけど、麻雀牌にもマンズ・ピンズ・ソーズ・字牌の4種類があって、ソーズっていうのは右側にある緑色をしたマークのもの。ちなみに1番左の漢数字がマンズで真ん中の丸いのがピンズという。マンズの67は5が来たら567、8が来たら678になれる強い形なので手をかけないことにして、問題はソーズのどこを払うかというのがこの問題の核になる。
上でマンズの67の形が567にも678にもなる強い形だと言ったけど、ソーズの23も1が来たら123、4が来たら234になる強い形だ。しかし、同じソーズの78の部分も6が来たら678、9が来たら789になれる強い形だ。そこでどうするかというのがこの問題なのだけど、2sを捨てて356778sという形にしておくと、4sが来た時に7sを捨てて345678sという形を作ることができる。
この基本の形を知らずに3sから捨てたり7sに手をかけたり、あろうことかマンズを捨ててしまったりするのは、非常にもったいない。その瞬間にバチが当たるかどうかは神のみぞ知るだけど、例えば1年間麻雀し続けた場合は1回や2回じゃない裏目を引いて、本来は和了れたはずの手を台無しにしてしまうこともあるだろう。
勉強もまずは基本から。形に強くなってから応用問題でじっくり頭を使いたい。
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