何切る問題2

昨日の何切る問題に少し反響があって嬉しかった中島塾の中島です。

今日は何切る問題のその2です。

マンズ23456mの部分とピンズ 34567pの部分はいわゆる【三面張(サンメンチャン)】と言われるいい形で、23456mの部分は1mが来たら123456m、4mが来たら234456m、7mが来たら234567mとなります。もう1つの 34567pの部分は2pが来たら234567p、5pが来たら345567p、8pが来たら345678pとなります。ですから、普通は右側ゾーンにあるソーズの3sや4sを捨ててしまいたくなるものです。

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しかし、上の問題の正解は6mだ。理由は麻雀の手役にある。麻雀には立直(リーチ)、平和(ピンフ)、一盃口(イーペーコー)などの手役があって、これらが数多くあると和了った時の点数が高くなるという約束になっている。上の何切る問題は三色が見えているので、6mを切って三色にしたいというのが問題の趣旨、つまり題意ということになる。

ソーズは34sだから、ここに2sが来るのか5sが来るのかは神のみぞ知るという感じで、プレイヤーには分からないことだ。だから、ソーズが234sになっても345sになっても、どっちになっても三色に取れるようマンズに手をかけるというのが上手な一打。6mを捨てて2345mとしておけば、234の三色になった場合は5mを捨ててマンズも234mにするし、345の三色になった場合は2mを捨ててマンズも345mにする。 

さらにつけ加えるとマンズ23456mの部分は1mか4mか7mが来ると嬉しい形なのだけど、もし1mが来てしまった場合、【タンヤオ】という役が消えてしまうことにもなるので、そういう意味でもマンズを縮小して三色になるように微調整する役割を与えるといいというわけだ。

今日のブログを書いていて思ったけど、これだけ考えなければならないのはやっぱり面倒くさいと感じる人が多いのだろう。何も考えなくてボーッと見ているだけのゲームの方が流行りそうだよなぁ、などと。

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