エライ若者

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中島塾塾長室の中島先生です。どうも。
今日は将棋の話を1つ。(以前に書いた将棋関連記事
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現在第40期新人王戦が行われており、若手棋士がしのぎを削っています。その1回戦で、女流棋士である里見香奈倉敷藤花(16歳)が男性棋士の稲葉陽四段(20歳)を下し、話題になりました。
この対局自体は2009年1月9日に行われたので話題としては古いのですが、今回私がこれについて書くのは、先日「月刊誌将棋世界」の6月号で稲葉四段の自戦記を読んで感動したからです。
将棋界では一般に女性よりも男性の方が強いというふうに認識されており、女性が男性に勝つと大きなニュースとして取り上げられます。今回の里見倉敷藤花が勝利した一局もかなり大きな反響を呼びました。
私は20歳の稲葉四段が16歳の里見倉敷藤花に敗れた一局について自ら進んで自戦記を書いたことにまず驚きましたが、その内容を見て驚きは感動に変わりました。自分が悪かった部分の反省と里見倉敷藤花が良かった部分のバランスが抜群で、卑屈になりすぎず相手を持ち上げすぎず、しかも最後は里見倉敷藤花への温かいエールも送っていました。自分の顔と名前を看板として孤独に戦うプロ棋士として非常に勇気のある文章で、私は読んだ後に清々しい気分になりました。
里見倉敷藤花、おめでとう。次の糸谷五段戦も勝って、稲葉四段を楽にしてあげてください。
稲葉四段、素晴らしい自戦記をありがとう。これからの更なる活躍を祈っています。
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ちなみに1つ前の第39期新人王戦は、・・・・・・・・・
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