ペッコペコのみんなに美味しい授業を

中島塾の中島です。こんにちは。
今日は、とある短編小説から1つ。
有名な話なので、ご存知の方も多いと思いますが。
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昔、ある国の王様が
『世界一美味しい料理が食べたい。』
と言って国中の料理人を招集したときの話。
一人の料理人が王様にこう言いました。
『私の言うことをお守りいただければ・・・。』
で、その料理人はその後3日間王様のそばを離れずジッとしているだけ。3日目、料理人に見張られていて何も食べられない王様が、空腹でヘトヘトになったところに、料理人は粗末な野菜料理を作りました。それを王様に出して、料理人はこう言います。
『さあ。お約束どおり世界一美味しいご馳走ができあがりました。』
王様はその料理をむさぼるように食べたということです。
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空腹が一番のスパイス、という話ですね。
今回は食べ物でしたが、私は飲み物で同じ話を聞いたこともありますし、王様がお殿様になっている和風パターンの同じ話も聞いたことがあります。
さて、これを塾に当てはめてみるとどうなるでしょうか。
私がまず最初に思ったのは、塾がいくらいい授業や環境を用意しても、受講する塾生本人に「成績を上げたい!」という意欲、「このままじゃダメだ!」という危機感、学ぶ意志がなければどうにもならないということです。
そして次に思ったのは、濃い味つけに慣れてしまうとわずかなダシの風味の違いに気づかない、苦しみから逃げ回っていると苦しみの中にあるわずかな楽しさを感じられない、自分の小さな成長や周囲のわずかな変化をとらえられないということです。
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私は、授業を受ける姿勢が悪い子には注意しますし、プリントを提出しない子を叱り飛ばすこともあります。しかし、塾に来るのが当たり前になり保護者の方への感謝を忘れてしまったり、入塾当初の気持ちを失くしてしまった子には、塾をやめるように言います。また、保護者の方からそういうご連絡をいただくこともあります。
塾だけが勉強場所じゃなし。
通塾だけが成績アップへの道でなし。
腹が減ったらまた来いや。美味いモン食べさせちゃるぞ。
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■2011年10月30日
■2010年10月30日
■2009年10月30日
■2008年10月30日
今日のお昼は、・・・・・・・・・
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