本物の文武両道

私は趣味でソフトボールをしています。平日よりも早起きをし、抜けるような青空の下、泥にまみれて白球を追っています。
ところで先日の試合の中で私が学んだことを2つ書きます。
【その1・マネージャーの成長】
先日たまたま選手の人数がそろわなくて、マネージャー(6月8日の記事に登場した西武ライオンズユニのときの女性)が出場することになりました。こういうのも草ソフトボールならではのこと。
8番セカンドで先発出場したマネージャーに、私は試合前から少しだけアドバイスをしました。
そして試合開始。
6番打者が打席に入るとき、7番打者はネクストバッターズサークルへ、そして8番打者のマネージャーはヘルメットとバットの準備をしなければなりません。しかし、不慣れなマネージャーはベンチでボケッと試合を見ていたので、私は渋々声をかけに行きました。
私『こっち来て、ヘルメット選ぼう。』
こうしてブログに書いていても少し構いすぎのような気もしますが、相手チームへの礼儀という意味もありますし、試合のスムーズな進行のためにも話をしました。
そうして迎えたマネージャーの打席。
2球空振りをしたあと気持ちが折れたようで、フルカウントからインコースのストライクに手が出ませんでした。しかし、審判は打者が女性ということで温情ジャッジをしてくれ、ボールの判定でマネージャーは1塁に歩きました。
その回のあと、私はマネージャーに言いました。
私『最後、ストライクやったよ。アウトになってもいいから積極的にいかんと。』
***
次の回の6番打者の打席のとき、私はランナーとして塁上に立っていました。マネージャーの準備を手伝うことはできません。心配しながらベンチを見ると・・・
私(あっ!)
私(準備できとる!!!)
マネージャーはすでにヘルメットをかぶりバットを握って立っていました。
何という成長
マネという生徒
考える慎重
改める態度
おれのもつ感情
涙のもと登場
教室&球場
最高の舞台上
SAY YES SAY YES SAY GO GO!(SAY GO GO!)
あまりの成長ぶりを目の当たりにし、思わず私の中のラッパーな部分も出てくるというもの。
しかも1アウト満塁のチャンスにもひるむことなく、そして変に四球をねらいに行くことなく、積極的にバットを振ってレフトまで運びました。結果はレフトフライでしたが、私はマネージャーに言いました。
私『ナイスバッティング。』
マネージャーは嬉しそうに笑っていました。
***
今日のテーマは「早くから準備をする」「結果よりも過程に注目する」でした。塾生のみんなは「おれに関係ないソフトボールの話や。」ではなく、勉強の話として読んでくれましたか。
長くなったので2つ目の話は明日に回します。

本物の文武両道 への2件のコメント

  1. 貞坊

    いいお話でしたね!

  2. 中島

    貞坊さん、ありがとうございます(^^)
    たまにはいいお話も書けます(笑)

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