入試問題から考えること

中島塾の中島です。こんにちは。

今日は、今年3月6日に終わったばかりの石川県公立高校入試問題から1問、嫁に出してみたときの話を書きます。教科は理科です。

【問題】

フラスコに密度13.5g/㎤の水銀を入れたものと、スプーンが2本がある。スプーンのうち1本は純金で、もう1本は別の金属で、金の密度は19.3g/㎤である。この2種類の金属を見分けるときに、言えることを次のA〜Dからひとつ選びなさい。

A 1本のスプーンをフラスコに入れて、沈んだらそのスプーンは金。

B 1本のスプーンをフラスコに入れて、沈んだらもう一方のスプーンは金。

C 1本のスプーンをフラスコに入れて、浮いたらそのスプーンは金。

D 1本のスプーンをフラスコに入れて、浮いたらもう一方のスプーンは金。

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【考え方】

密度が小さいものは浮き、大きいものは沈む。だからパッと見てAが正解に見える。ところがここで問題になるのがもう1本のスプーンの存在だ。例えばもう1本のスプーンの密度が21.45g/㎤だった場合、どちらも沈むことになり、Aは「それが金かもしれないけどもう1本が金かもしれない」ということになる。

BとCは検討に値しない。

Dが1番分かりやすいパターンで、1本のスプーンを入れてそれが浮いた場合、そのスプーンは金ではないと言える。なのでもう一方のスプーンが金と決まる。

【解答】

D

【嫁へ】

『密度が・・・、19.3ねんけどね・・・、水銀の中にスプーン入れたらどうなると思う?』

『す、水銀があふれる?』

『いやいやいや、そうじゃなくて。金は水銀に浮くと思う?沈むと思う?』

『う、浮く?』

『OK!コーヒーちょうだい!』

『分かった☆』

・・・実話です。

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【小学生・中学生・高校生に読んでほしい記事】

「合う塾を探し、適切な言葉を選んで子に伝える」。私にも中学生の子どもがいますが、日々勉強だなぁと感じます。

http://president.jp/articles/-/24635

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