シームレスな人生を

中島塾の中島です。

本だけでなくインターネットの記事も読むようになって、私はますます読書量が増えました。

私は初めて目にした新しい言葉を使いたくて使いたくてしょうがなくなってしまう性分なのですが、今日は「シームレス」っていう言葉を使ってみたいと思います。

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まず、「シームレス=シーム+レス」というふうに分解する。

前半部分の「シーム」は「縫い目」のことだ。野球でピッチャーがボールの縫い目にかける指の本数によって「ツーシーム」とか「フォーシーム」とかいうこともあるので、野球を知っている人には馴染みのある言葉かもしれない。

後半部分の「レス」は「それがない」という意味だ。ワイヤレスやコードレス、ボーダレスという言葉と同じ作りになっている。

つまり、シームレスという言葉は縫い目がない状態であるということで、使い方は様々あるようだけど、私が読んだのは「ゴツゴツしたつなぎ目を作らず滑らかに生きていくこと」というふうだった。

私は自分の人生において仕事と遊びをシームレスにしているし、塾生たちにも勉強と部活と遊びとをシームレスに考えられるように日頃から話をしている。

◆「はい今から勉強の時間ですよ!」

◆「今からは部活のことしか考えませんよ!」

◆「今日は遊ぶ日なんだから頭は休めないとね!」

というふうにしてほしくはない。勉強しているときに「この考え方を部活に使えば上達のスピードが上がるんじゃあ・・・」というふうに考えたり、部活の練習をしているときに「このルールをちょっといじれば新しい遊びにつながるかも・・・」というふうに考えてほしい。

もしこのブログのヘビーリーダーもしくはアンチがいたとすると(まあいないと思うけど)、「中島は以前に節目が大切だって言ってたじゃないか!」という反論があるかもしれないが、それは違う(と私は思う)。

節目は時間的なものの区切りで、萎れかかった心を再び奮い起こすときに使う。一方のシームレスは時間ではなく具体的な行動についてあえて縫い目を作らないという意味で、せっかく天に与えられた優秀な頭脳を持っているのだから、ぜひ1つのことではなく複数のことを考えながら過ごしてもらえたら嬉しい。

今日の記事で「シームレス」という言葉のファンが一人でも増えたらいいなぁ。よかったら身近な人に使ってみてください。「は?」って言われるかもしれないけど。

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