中島塾の中島です。
中島塾塾生の話ではなく一般論ですが・・・。
4月に
『お母さん、5教科合計400点だったよ!』
と報告してくれた中学1年生は、大きく分けて3種類の道のいずれかを辿ることになります。
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1つ目は、400点→410点→395点→430点→420点というふうに、細かく上下しながら全体的には上昇していく道だ。
最初は戸惑ったテスト勉強のやり方に慣れ、自分の脳や生活習慣と向き合い、1つ1つ課題を克服していく。
日本で活躍した後に海外に出て行くプロスポーツ選手などは、ボールの違いを克服し、チームメイトとの人間関係を築き、こうやって成績を上げていく。解説者が「アジャストする」という表現を使っていたのを聞いたことがある。
2つ目は、400点→405点→390点→400点→395点というふうに、上下しながら安定していく道だ。
子どもの心の中に「まあ自分はこんな感じだろう」という目に見えない基準のようなものがあって、その殻を破ることができない。「やればできるのに・・・」と周囲がヤキモキするパターンでもある。
3つ目は、400点→350点→380点→300点→330点というふうに、上下しながら下降していく道だ。
周囲から見ると、最初は真面目だった子がどこかでグレたのではないかとも思えるかもしれないが、私の見解は違う。
この子は、そもそも最初から「何か課題に向かって創意工夫しながら結果を好ましいものに変えていく」ということができていないのではないか。最初の400点も、その子が頑張ったからではなく、実力で分かったから。つまり背の高い子がジャンプをせずに棚の上のお菓子を取っただけではないのか。
せっかくの人生、最初から手にしている能力だけでなく、後天的に学習したことも生かして充実させてもらえたら嬉しい。
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