道具を作って課題解決

中島塾の中島です。

まずはこの写真をご覧ください。

私が作った缶バッジで、先日ダンボールに入って合計500個届きました。

直径25mmの小さな缶バッジで、全てタカラバコのロゴでシンプルに統一してあります。

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上の写真よりも一つ前に作ったのが下の写真の缶バッジだ。上のシンプル缶バッジよりも一回り〜大きいものは倍ほどの大きさで、私が作ったゲーム「シズカナモリ」「カガクノモリ」に出てくるキャラクターをモチーフにした。

2つを比べてみると、キャラクター缶バッジの方が愛らしく、今回作った上の缶バッジはちょっと寂しい印象を受けるかもしれない。しかし、今回作った缶バッジは大切な使命を持っている。

ボードゲームイベントで石川県内の小学校・公民館・児童館を回っていると、参加者の人たちが自分のコマの色を忘れてしまうことが多いと気づく。

『えーっと・・・3が出たから・・・ボクのコマを・・・』

「違う違う!それ私のコマやから!」

という会話が複数のテーブルで交わされる。私がこの缶バッジを作ることに決めたのは、イベントの事前打ち合わせにおいて、6人全員が小学生の保護者という状態でコマの取り間違いが起こったのを見た瞬間だった。

(これはさすがに何か対策を立てなければ。)

というわけだ。

これがもし学校や塾の先生なら、

『こらっ!ちゃんと自分のコマを覚えておけっ!』

『しっかり!集中!』

と声を荒げて終わりになるのかもしれないが、私はタカラバコのゲームはかせである。楽しいイベントをするのに怒鳴り声などはご法度で、何らかの方法で解決しなければならない。

色々考えた結果、私の中のウッチャンが棒をサッと横に振って「突破!!!」と言った。ナンチャンは「ハッパ!!!」と言った。その結果がこの缶バッジだ。

赤色とピンク色のグラデーションバッジの人は赤色かピンク色のコマを使う、青色バッジの人は青色のコマを、緑色バッジの人は緑色のコマを使う。白色の缶バッジの人は、クリーム色のコマやその他変わった色のコマを使う。私はこれらの缶バッジの色を決定するにあたって、イベントで使う全てのボードゲームを全て調べ上げた。

中島塾のブログで何をこんなに熱く語っているかというと、何でもかんでも精神論・根性論ですますのではなく、道具やルールの新設でうまくいくことなら、こちら側がじっくりと考えるべきだろうということだ。私は塾でもこの考え方で塾生たちに接しており、自分が思考停止をしつつ相手に無理難題を押しつけるようなことは絶対にしない。じっちゃんの名にかけて。

ウッチャンとナンチャンのくだりが分からないちびっこはお家の人に聞いてみよう。

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【募集】

小学生ナゾ解きゲームイベント「タカラバコ」

◆6月29日(土)AM市内施設出張タカラバコ
◆6月29日(土)PM市内公民館出張タカラバコ
◆7月6日(土)西南部公民館定例会
◆7月13日(土)大徳公民館定例会
◆7月20日(土)米丸公民館定例会
◆7月20日(土)AM金沢市内施設出張タカラバコ
◆8月3日(土)AM市内施設出張タカラバコ
◆8月10日(土)AM県内出張タカラバコ
◆11月1日(金)PM 石川県内小学校親子活動出張タカラバコ

「知の入り口」に興味がある方からの問い合わせ・申し込みをお待ちしております。