お土産や景品が効かない世の中に

昭和53年生まれの中島塾の中島です。

私が子ども時代のときよりも、さらに以前のときにまでさかのぼって書きたいと思います。

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今のおじいちゃんおばあちゃん世代が子どもの頃くらいをイメージしてみたい。

気軽に家族旅行に行けない子どもにとって修学旅行は胸踊る行事だったことだろうし、日々貧しい食事に耐えていた子どもにとって給食は楽しみな時間だったことだろうし、ラジオ体操や子ども会の行事でもらえる商品や景品は宝物だったことだろう。

それらに比べて現代はどうか。

家族で海外旅行に行き、家で出される食事は豪勢で、誕生日やクリスマスなどにほしいものを買ってもらえる子どもたちにとって、「修学旅行」「給食」「商品・景品」「お土産」の意味は大きく異なってくるのではないだろうか。もっと言うと、日々「断捨離」に励み「糖質制限」をしている人たちにとっては迷惑になるケースもあるかもしれない。

中学生の教科書に「盆土産」という作品があるが、せっかく「えんびフライ」を買って帰っても、子どもがアレルギーだったら話はそこで終わりということになる。

もちろん修学旅行は家族旅行にはない友達との交流があるし、お土産だって気持ちが嬉しいという部分はある。親しい間柄なら本当に喜んでもらえる品物をチョイスできるだろう。

しかし、「こういうときはこうするものだ」「こういうことがあったらこれをあげておけば間違いない」という考え方は確実に時代にそぐわないようになってきているので、その瞬間その瞬間で頭を使い、自分が最善だと思える行動を取っていきたい。

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