漢字の成り立ちを説明するためのスライド作成

塾生からの質問を大切にしている中島塾の中島です。

『中島先生・・・、漢字の「漢」てあるじゃないですか。あれ、なんでさんずいなんですか。』

という質問があったので、説明のためのスライドを作って説明しました。

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その昔、「漢」は中国を流れる川のことを指していた。

ナイル川流域にエジプト文明ができたり、インダス川流域にインダス文明ができたように、中国でも川の近くに人々が集い集落を築いていった。

だから、「漢」がさんずいなのは「清」や「海」がさんずいなのと同じように考えてよいとのことだ。

「漢」のさんずいに、川の流れを感じてほしい。

ところで、「漢」がなんでさんずいなのかと疑問に思うのなら、「夢」がくさかんむりであることにも同様の感情を抱かないだろうか。私は抱いた。

人は、肉の夢をみてはいけないのだろうか。

「ゆめ」という言葉は、今のような意味を持つ前にもともとの意味として「暗くて見えにくいもの」「ぼんやりしていてはっきりしないもの」という意味があった。つまり、「夢」はくさかんむりに主な意味を持っているわけではなく、1番下にある「タ」に意味があるのだという。

「それはそれで分かったから、くさかんむりなのはなぜ?」と食い下がって考えてみると、そちらの方はたまたま形がくさかんむりっぽかったからくさかんむりになっただけで、特に「草」「花」という意味はないそう。

「タ」に夕暮れを感じてほしい。私も「タ」に夕暮れを感じていきたい。スライドも作ったことだし。

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