旬か旬じゃないか

今が旬の中島塾の中島です。

今が旬の子どもたちに何かを教えるのは楽しいです。

漫画スラムダンクで主人公・桜木花道の成長を見守る安西先生の気持ちが今はよく分かります。

スポンジが水を吸収するように知識を吸収し、日に日によくなっていくからです。

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自分自身のことで言うと、私は小学3年生から6年生までの3年間野球をしていて、チームは県大会で優勝するくらいの充実ぶりだった。優秀で温かい監督やコーチに師事し、保護者の方々の献身的なバックアップを受け、私自身も学校のマラソン大会で32位(小学3年生)から5位(小学6年生)になるなど様々な面で成果は感じていた。

しかし、本当の旬はその時ではなかった。小学生の時の私は身体が華奢で小さく、ボールが体に当たると大きなダメージを負っていた。また、相手の心理を読んで打席内での立ち位置を変えたり、守備位置を決めるなどのことができていなかった。そこまでの余裕がなかったのだと思う。

中学校3年間で20cm以上身長を伸ばし、高校3年間柔道に明け暮れた結果、私は身体が成長し、22歳で野球ではなくソフトボール選手として再びグラウンドに立った。それからの20年間は小学校の3年間以上に充実している。小学生の時には打てなかったホームランも打つことができた。

正直今が旬じゃないと感じている小学生・中学生・高校生、そしてその保護者の方々もいることと思う。しかし、旬じゃない時期をどう過ごしたかは、旬な時期での大きな成長につながる大切なことなので、ぜひ旬じゃない今を踏ん張ってほしいと願う。

私も一緒に踏ん張る。桜木花道じゃなくても。

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