黄金週間間近

もうすぐゴールデンウィークに入りますな。
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まあ、連休を利用して中島塾の移転作業をゴリゴリ進める予定の私にとっては、ゴールデンでも何でもなく、ただの肉体労働期間なのですが。
今日は、そんな私が現実逃避するためにも、中島少年(私自身)のゴールデンウィークの思い出を1本アップします。どうぞ。
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[中島少年のゴールデンウィーク]
私が小さい頃、私の家は兼業農家でした。そして、農家がゴールデンウィーク期間中にしなければいけないことと言えば「田植え」でした。
私は小学4年生くらいから農作業の機械を運転していました。聞くところによると、父も幼少の頃から同じように農作業の機械を運転していたようです。免許がありませんから公道を走ることはできないのですが、田んぼの中で作業することはできるのです。
友人達がみな家族旅行を楽しむ中、私は泥にまみれて農作業をしていました。皆様、『家族旅行できる友人達に比べて、どこへも連れていってもらえないどころか農作業をさせられている中島少年は可愛そうだ』と思いますか。もしそう思った方がいらっしゃるなら、それはとんでもない勘違いです。
中島少年は喜んで農作業をしていたのです。
■田んぼのすぐ横に住んでいるムラタさんはいつも缶コーヒーを差し入れてくれました。
■近所の人々は田んぼの近くを通る度に「おう、中島さんトコの長男か。頑張っとるな!」と褒めてくれました。
■両親が、祖父母が褒めてくれました。
■「小学4年生が機械を使って農作業をしている」「他にこんなヤツはおらんやろう」という誇らしい気持ちもありました。
■回数を重ねるほどに自分の技術が上達していくのは快感でした。
そして何よりの楽しみは、最終日である5/5の夜に家族で外食に出かけることです。祖母や母も連日の農作業で疲れ切っており、最終日の夕飯を作る元気がないため、毎年5/5は外食をするのが我が家の慣例になっていたのです。「外食」と言っても、家から歩いて数分の場所にあるチープな焼肉屋や定食屋なのですが、そこで食べる物全てが美味しいし、そこでする会話全てが楽しいのです。薄っぺらい肉が、味の濃いうどんが、両親がビールを美味しそうに飲む姿を見るのが、嬉しくて嬉しくてたまりませんでした。
あれから十数年。今年は毎晩のようにご馳走(スーパーで100円引きになっていた刺身とか煮豆とか)を食べ、すでにお酒も飲める年齢になっています。
でもたぶん
あの5/5には
かなわんのやろうなあ。
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