【中島塾チャンネル】熟語王への道03・2021年度中学校教科書改訂について

11月25日21時35分に思いついたことを11月26日18時15分に完成させた中島塾の中島です。

このスピード感が個人塾の生命線だと思っています。

11月26日(木)には朝から車のタイヤをスタッドレスに換え(てもらっ)たり、新年度教材の展示会があったり、税理士さんや私立高校の先生が中島塾に来てくださるアポがあったりしたので、それでも24時間以内にプロジェクトを完遂できたのには大満足です。

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来年度(2021年度)には中学校の教科書改訂がある。

【英語】

単語数が現行教科書のおよそ2倍に増加する。新学習指導要領では1600〜1800語の単語を扱うこととしているが、小学校の英語教育もすでに充実しているため、小学校で習った語も含めて合計2500語以上の単語が掲載されることになる。

【国語】

「情報の扱い方」が新設される。これに伴い、文章内の図版やグラフについて、より着目させ批評させるような授業が行われる。ただし、定番題材である「少年の日の思い出(ヘルマンヘッセ)」「走れメロス(太宰治)」「故郷(魯迅)」「字のない葉書(向田邦子)」「坊っちゃん(夏目漱石)」「初恋(島崎藤村)」などは継続掲載される。

【数学】

「統計」に大きな変更がある。代表値の求め方が小学校に移動し、中学校では「累積度数」「四分位範囲・箱ひげ図」などを学ぶことになる。収集したデータの傾向を考えることや、複数のデータを比較分析することなどが充実する。「素因数分解」は中3から中1へ移動となる。

【理科】

「圧力」が中1物理分野から中2地学分野に移動する。さらに圧力の中でも「水圧」は中3物理分野に移動する。中3化学に「イオン化傾向」に関する実験と、ダニエル電池が追加になる。ダニエル電池は高校化学では定番だったものの、中学の教科書に大きく取り上げられる。

【社会】

地理の配当時間が5時間分減り、世界の人口や地形などのボリュームが小さくなります。歴史は、現行の教科書はほぼ日本史の教科書と言っても差し支えないのだが、高校社会との接続を強化するため世界史のボリュームが大きくなる。ヘレニズム文化の形成要因がアレクサンドロス大王の東方遠征によるという内容や、モンゴル帝国の広がり、ムスリム世界の交易を扱うことで、ユーラシアの東西世界のつながりを意識させる構成になっている。公民は、「人工知能」「ビッグデータ」「IoT」など新しい用語が数多く掲載される。

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【募集】

小学生ナゾ解きゲームイベント「タカラバコ」

◆11月28日(土)第4土曜日は白山市児童施設

◆12月5日(土)第1土曜日の米丸公民館は、小学校行事のためお休みです。

◆12月6日(日)金沢市内学童クラブ出張タカラバコ

◆12月12日(土)第2土曜日の大徳公民館は、小学校行事のためお休みです。

「知の入り口」に興味がある方からの問い合わせ・申し込みをお待ちしております。