日曜勉強会の監督をしている中島塾の中島です。
この時期の受験生たちは完全に仕上がっていますから、見守ることしかしていませんが…。
江戸時代の湯浅常山(ゆあさじょうざん)という人が書いた本に面白い話が載っています。
出典は『常山紀談(じょうざんきだん)』という本です。入試や模試に出題されたこともあります。
***
若き日の太田道灌(おおたどうかん)が蓑を借りるべくある小屋に入ったところ、若い女が何も言わず山吹の花一枝を差し出したので、道灌は怒って帰宅した。
しかし後に、山吹には「七重八重花は咲けども山吹のみのひとつだになきぞ悲しき」の意が託されていたのだと教えられ無学を恥じた。
というエピソードだ。
無知や無学が元で怒っている人が、世の中にはたくさんいる。あるいは、道灌が突然差し出された山吹への違和感をじっくり噛み締めて誰かに質問していれば、その後の人間関係はどうなっただろうか。
これからも日一日新しいことを学びながら謙虚に生きていこう。
*****
【募集】
小学生ナゾ解きゲームイベント「タカラバコ」
◆3月6日第1土曜日は米丸公民館定例会
◆3月13日第2土曜日は大徳公民館定例会
「知の入り口」に興味がある方からの問い合わせ・申し込みをお待ちしております。