どうしても頑張れない人たちにどう接するか(支援者の立場から)

本を読んで心のモヤモヤが少し晴れた中島塾の中島です。

やっぱり本はいいですね。

大人の社会でもパワハラやモラハラに厳しい目が向けられるようになりましたが、その影響で我が子に対して「頑張らなくてもいいよ」という保護者の方がいらっしゃることを、私は苦々しい思いで見ていました。しかし、学習塾経営者という立場上、自分でも「それは単なるポジショントークなのではないか」「我田引水の考え方なのではないか」と思うようになっていたのです。

***

上の本の著者である宮口さんは、「頑張らせないことによって何もできない子どもになった時、保護者は責任を取ることができない」と書いている。「知能指数50程度(平均100)の子に適切な対処をした結果90にまで伸びたことがあり、その経験が自分の考えを大きく変えた」とも書いていた。無理をさせるのはいけないことだが、頑張らせないことは様々な弊害を生む。

勉強ができるようになるかどうかは置いておいたとしても、頑張って現状を打開する経験というのは子どものうちからしておいた方が絶対にいいと、私は決意を新たにした。また、そうやって頑張る過程において、

◆このやり方ではダメだから別のやり方を試そう。

◆目標にかなり近づいてきたから次の目標を探そう。

◆目標を達成したから次の目標を設定しよう。

というふうに自分で自分の人生を切り拓いていけるのは、人間として生まれてきたからには大切なことだと思う。

◆ウチの子はやってもどうせ無駄だ。

◆ウチの子はマイペースでいい。

◆ウチの子には頑張らせたくない。

と考えている保護者の方々、できれば中島塾にお問い合わせいただきたいところですが、上にも書いた通りポジショントークだと思われるのは不本意ですので、この本を読んでください。この本を読んで、子ども時代に頑張る経験を積ませることの大切さを実感してください。

*****

【募集】

小学生ナゾ解きゲームイベント「タカラバコ」

◆4月24日第4土曜日は白山市児童施設出張タカラバコ・安原児童館出張タカラバコ

「知の入り口」に興味がある方からの問い合わせ・申し込みをお待ちしております。