保護者の方からよく相談を受ける中島塾の中島です。
学校の先生と生徒の関係も、学習塾講師と塾生の関係もそうですが、今の時代は親子関係の築き方が難しいなぁと思います。
時代が短期間に大きく変化しているので自分の時の経験で話せないし、上から押さえつけるとパワハラになってしまいます。
結果、人生経験が浅く視野が狭い子ども主導になり、親から子へのメッセージが届きにくくなります。
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◆大きい会社に入れば一生安泰だ。
◆早く結婚して子どもを産むことが唯一無二の幸せだ。
◆35歳までに35年ローンを組んで家を買うべきだ。
のような話は今や昔話と言えるレベルのものであり、子どもたちに言ってはいけない言葉と断言してもいい。一方で、
◆友達を大切にしよう。
◆嘘をついてはいけない。
◆努力をすることは大切だ。
のような話は、精神的にも肉体的にも幼い子どもたちにぜひとも伝えたい。
私も人の親という立場だけど、自分のことになると、あるいは自分の子どものことになると、なかなか客観的に見ることができず、暗中模索・悪戦苦闘・自問自答の日々になってしまう。
しかし、岡目八目とはよく言ったもので、塾生の保護者の方から相談を受けると、ほとんどの場合親が子に対して遠慮し過ぎになっているということが分かる。今の時代、親が子に対して腰が引けてしまう理由は前述した通りだ。
そうやって他人(今の話の場合は保護者)が自分に対して距離感をつかみそこねている間、実際に損をしているのは遠慮している親ではなく遠慮されてしまっている子どもで、本来なら受けられたはずの指導が受けられないと自分の人生を上手く前に進めていくことが難しくなってしまう。
また、家で保護者からの指導を受けていない子どもたちを塾で見ていると、【教わり下手】も目についてしまう。私はプロの学習塾講師なのでどんな塾生にも教えるけど、教わり下手な子はかわいげがないだけでなく教えてもその通りに実行できないという短所も持っているので厄介だ。
保護者はもちろんのこと、周囲の大人たちからたくさんのことを学んで、人生を力強く前進させられるたくましい塾生を育てたい。
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