2007年に学習塾を2013年にアナログゲームサークルを、それぞれ立ち上げた中島塾の中島です。
ボードゲームの世界でも、そのゲームを知っている人が知らない人に教える時の方法について度々話題になります。
ボードゲームのルール説明のことを専門用語で【インスト】と言います。
みんながみんなインスト上手な人ならいいのですが、
◆あの人のインストが下手だからせっかくの初心者がボードゲーム界に根づかない
とか
◆あの人のインストは上手だからすぐにゲームを楽しむことができた
みたいな話になっているのを見かけます。
学習塾講師としては、他人事だとは思えないんですよね…。
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私は18歳で生まれて初めて応募したアルバイトが学習塾講師で、以来25年間この仕事をしていて今年で26年目になる。26年間必死のパッチで頑張った結論は、【教える側がどんなに頑張っても、教わる側に聞く気がなかったら伝わらない。】【勉強の楽しさや意義を伝えれば、みんな自分でなんとかやろうとしてくれる。】ということだった。
だから冒頭のゲーム会の時においても、まずは
◆個人勝利を目指す競争ゲームなのか全体成功を目指す協力ゲームなのか
◆どんな状態になったらどういう理由で嬉しいのか
ということを話す。
逆に勝つための細かいテクニックみたいなことはあえて話さない。自分で見つけてナンボってこともあるし。ただ、私が子どもと1対1で対峙するときあるいは対峙した後には、「こうしたらよかったかもね。」「こうされたらこっちの負けだったかも…。」という感想を述べる。囲碁や将棋の世界である【感想戦】というやつだ。
人生の最期で「もっと◯◯すればよかったかも…。」と唇を噛まないためにも、塾生たちには今のうちに1つ1つをその都度振り返って次に繋げていってもらいたい。
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