人のふんどしで相撲を取ること

中島塾の中島です。こんにちは。
今日も塾での話を1つ。
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中島塾では、小学1年生から中学3年生までの全ての塾生に論語を教えています。小学生の60分授業、中学生の120分授業の中のほんの数分ではありますが、孔子の言葉を引用して「人生について」「勉強することの意義」「友達とのつき合い方」などを指導しています。
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私が最近塾生に話した論語の一節をいくつか挙げます。
■「一を聞いて以て十を知る。(=一を聞いて十のことをさとる)」
■「多く聞きてその善きものを択びてこれに従う。(=たくさん聞いてその中からよいものを選ぶ。)」
■「天を怨みず、人をとがめず、下学して上達す。(天を恨んだりせず、人をとがめたりせず、身近なことを学んで、高遠なことを知る。)」
■「君子は諸れを己れに求む。小人は諸れを人に求む。(=立派な人は自分に原因を求めて反省するが、ちっぽけな人は他の人のせいにする。)」
塾講師に限らず、子どもと接する職業の方なら1度は注意したり話すことばかりだと思います。ただ、そのときに、普通なら自分の言葉で話すことになるでしょう。
■「いいか、こうした方がいいんだぞ。」
■「先生は昔○○したら××になっちゃったんだ…。だから気をつけなきゃダメだぞ。」
■「そういう考え方をしているといつか伸び悩む時期が来るぞ。」
ってなもんです。
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私も18歳大学1年生で初めてアルバイト塾講師をして以来もう16年も経ちますが、自分の言葉で塾生に話すことって、大切ではあるんですけど、それだけだとマンネリ化してしまったり効果が薄くなってしまったりすることがあるんですよね。
そんなときに、私以外の人(今回の場合孔子)の言葉を借りて話すことは、話す私にとっても聞く塾生にとっても新鮮で、効果的だと感じました。
「学習塾講師」ならぬ「学習塾孔子」なんつって。
・・・なんつって。(※これは私自身の言葉です。)
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■2011年10月5日
■2010年10月5日
■2009年10月5日
■2008年10月5日
保護者の方からもたくさんの反響をいただきまして、・・・・・・・・・
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